十五の石の物語

ルカ(聖夜月ルカ)

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14、銀星石(前に進む力)ワーベライト

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「あ、あの、その星の道とやらはどこにあるんですか?」

 「なんだい?行ってみる気なのか?
よしな、よしな。行ったって何もありゃしねぇ。」

 「私達、暇だからさ。
 本当に星の石がみつかったらすごいし……なんて思ってさ。」

 「あんたら、物好きだなぁ……
星の石の山はな……」

 男は星の石の出る山の場所を私達に教えた。



 (ほら、ここへ来て良かっただろう?
 良い話が聞けたじゃないか!)

 (確にそうだな。明日の朝から聞きこもうと思ってたのだが、その手間がはぶけたな。
 星の道と言われるものこそ光の途に違いない。
 明日の朝から早速でかけることにしよう。)

 私達はそれからしばらく酒場で話をしてから宿に戻った。



 宿に戻ると、幸い、ジネットはもうすでに休んでいたため、酒場で聞きこんできたことを私達は早速ヴェールに話した。



 「それは良いお話が聞けましたね!」

 「満月はおそらくあさってかしあさってあたりだと思うのだ。
 早くにわかって本当に良かった…」

 「今度こそ森の民に会えるかな?!」

 「まだわかりませんよ…
東ではなく、北か西だという可能性だってありますからね。」

 「私は東の村にいるんじゃないかと思うよ。
レヴはどう思う?」

 「そうだと良いがな…」

 酒場でもほとんど飲んでいなかったのだが、私はなんとなく気分の悪さを感じていた。



 「レヴさん、顔色が良くないようですが…」

 「……大丈夫だ…少し酔ったのかもしれない。
 今夜は早めに休ませてもらう……」

そう言って、私は部屋に戻た。



 二人は、私の体調が良くないことをどういう風に取っただろう? 
 特に、深く考えないでいてくれると良いのだが…… 
 
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