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10、蛍石(秘密の恋)フローライト

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 「あ、あそこにベンチがあるぞ。
ジネットさん、疲れたじゃろ?
あんたはあそこで待っとったら良い。
わしがそこらでちょっと話を聞いて来るから。」

 「大丈夫です。私もご一緒に行きますわ。」

 「いいから、いいから。」


フランツはそう言うとあっという間にどこかへ去って行った。
ジネットは仕方なく、フランツに言われた通りにベンチに座り、フランツを待つことにした。

 
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