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ダテメガネ(ふたご座)
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「まぁ、本当!
ジェ様にそっくり!」
「ね!そうでしょう?」
なんだ、なんだ?
あゆみは、友達…いや、顔がよく似てるからもしかしたら姉かもしれない…に、俺を紹介したかったのか?
まだ告白もしてないのに、気が早いなと俺は失笑した。
「お母さん、メアド交換してもらったら?」
「え!?お、お母さん?」
あゆみの思い掛けない言葉に、俺は思わずそうつぶやいていた。
「あの…突然で何なんですが……
ちょっと、そのあたりでお茶でもいかがですか?」
「え?え?え??」
わけもわからないままに俺はその女性に近くの喫茶店に連れていかれた。
そこで彼女は俺が尋ねてもいないのに、いろんなことを話し始めた。
なんと、20代前半だろうと思っていたあゆみはまだ18だそうで、その女性・まどかは18の時にあゆみを産んで、それからすぐに夫と別れ、母娘二人で生きて来たということだった。
それはともかく、一番衝撃的だったのは、カン・ジェホの大ファンなのはあゆみではなくその母親…つまりは、今、目の前にいるまどかだったということで…
おそらくは、あゆみが母親のためにカン・ジェホの出てる雑誌やグッズを買っていたのを、周りに誤解されたのだろう…
だとしたら、俺は一体何のためにこんなことをして来たんだ!?
ショックから立ち直れない俺を無視して、まどかの話は続く。
まどかは、あゆみがショッピングセンターにジェ様にそっくりな人…つまりは俺のことなんだけど…が、いるという話を聞いて、会ってみたくて来たのだといって無邪気にはしゃいでいた。
本当にまどかは明るいというか、積極的というか…
そんなわけで、多少、呆れ気味だった俺だが、ところが、俺も韓流ファンになっていたせいか、韓流ドラマの話になると、まどかとは話が尽きないほど盛りあがった。
まどかとは考え方もよく似てるし、一緒にいてとても楽しい。
帰り際にメアドを交換した俺達は、いつしかつきあうようになっていた。
少し年上のまどかはよく気が付くし、趣味もあい、申し分のない女性だった。
この分だと、いずれ、まどかと結婚すると思うが、そうなっても俺があゆみに一目惚れしたことは言わないでおこう。
きっと、あの一目惚れは、俺がまどかと知り合うために必要なことだったんだ。
「なに?思い出し笑いなんかして…」
「なんでもないよ。」
俺は、そう言ってまどかに聖天使の笑みを投げ掛けた。
ジェ様にそっくり!」
「ね!そうでしょう?」
なんだ、なんだ?
あゆみは、友達…いや、顔がよく似てるからもしかしたら姉かもしれない…に、俺を紹介したかったのか?
まだ告白もしてないのに、気が早いなと俺は失笑した。
「お母さん、メアド交換してもらったら?」
「え!?お、お母さん?」
あゆみの思い掛けない言葉に、俺は思わずそうつぶやいていた。
「あの…突然で何なんですが……
ちょっと、そのあたりでお茶でもいかがですか?」
「え?え?え??」
わけもわからないままに俺はその女性に近くの喫茶店に連れていかれた。
そこで彼女は俺が尋ねてもいないのに、いろんなことを話し始めた。
なんと、20代前半だろうと思っていたあゆみはまだ18だそうで、その女性・まどかは18の時にあゆみを産んで、それからすぐに夫と別れ、母娘二人で生きて来たということだった。
それはともかく、一番衝撃的だったのは、カン・ジェホの大ファンなのはあゆみではなくその母親…つまりは、今、目の前にいるまどかだったということで…
おそらくは、あゆみが母親のためにカン・ジェホの出てる雑誌やグッズを買っていたのを、周りに誤解されたのだろう…
だとしたら、俺は一体何のためにこんなことをして来たんだ!?
ショックから立ち直れない俺を無視して、まどかの話は続く。
まどかは、あゆみがショッピングセンターにジェ様にそっくりな人…つまりは俺のことなんだけど…が、いるという話を聞いて、会ってみたくて来たのだといって無邪気にはしゃいでいた。
本当にまどかは明るいというか、積極的というか…
そんなわけで、多少、呆れ気味だった俺だが、ところが、俺も韓流ファンになっていたせいか、韓流ドラマの話になると、まどかとは話が尽きないほど盛りあがった。
まどかとは考え方もよく似てるし、一緒にいてとても楽しい。
帰り際にメアドを交換した俺達は、いつしかつきあうようになっていた。
少し年上のまどかはよく気が付くし、趣味もあい、申し分のない女性だった。
この分だと、いずれ、まどかと結婚すると思うが、そうなっても俺があゆみに一目惚れしたことは言わないでおこう。
きっと、あの一目惚れは、俺がまどかと知り合うために必要なことだったんだ。
「なに?思い出し笑いなんかして…」
「なんでもないよ。」
俺は、そう言ってまどかに聖天使の笑みを投げ掛けた。
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