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「うぅ…出ない!出ない!何も出て来ん!」
俺は思わず、心の中の想いを口にしていた。
「あと三日しかないのに、どうすんだ!?」
壁のカレンダーには赤い丸が付けてある。
この日が締め切りだ。
あと三日しかない。
コピーライターになって、早や13年。
それなりにキャリアは長いが、なんとか生活出来るギリギリの毎日だ。
そんな俺にようやく希望の光が差した。
アイドルユニット・ヤヌスのデビューに伴い、その二人のキャッチコピーを任されたのだ。
ここで認められれば、俺も人気コピーライターの仲間入りだ。
生活も一変するだろう。
今のオンボロアパートともおさらばして、高級住宅地のタワーマンションに住み、贅沢な暮らしが出来るかもしれない。
テレビにだって、引っ張り出されるかもしれない。
美人の嫁さんだってもらえるかもしれないんだ。
なんとしても、このチャンスを逃すわけにはいかない!
そんな気負いのせいか、ろくなアイディアが出て来ない。
気が付けば、すでに締め切りの前日となっていた。
(落ち着け…落ち着くんだ。
もう一度、二人のデータを見よう。)
俺は、今一度、データを開いた。
共に18歳。
二人共、背が高く、モデルのようなスタイルでその上、かなりのイケメンだ。
(ユニット名はヤヌスだから…ヤヌス、ヤヌス……なんでそんなユニット名なんだよ。
なんでも、顔が二つある神様らしいが…あ!)
『四つの瞳に愛されて、あなたは今宵恋の虜』
遂に出た!
俺は自信を持って、そのコピーを届けた。
だが、その案はあえなくボツとなり、俺は相変わらずオンボロアパートに住んでいる。
俺は思わず、心の中の想いを口にしていた。
「あと三日しかないのに、どうすんだ!?」
壁のカレンダーには赤い丸が付けてある。
この日が締め切りだ。
あと三日しかない。
コピーライターになって、早や13年。
それなりにキャリアは長いが、なんとか生活出来るギリギリの毎日だ。
そんな俺にようやく希望の光が差した。
アイドルユニット・ヤヌスのデビューに伴い、その二人のキャッチコピーを任されたのだ。
ここで認められれば、俺も人気コピーライターの仲間入りだ。
生活も一変するだろう。
今のオンボロアパートともおさらばして、高級住宅地のタワーマンションに住み、贅沢な暮らしが出来るかもしれない。
テレビにだって、引っ張り出されるかもしれない。
美人の嫁さんだってもらえるかもしれないんだ。
なんとしても、このチャンスを逃すわけにはいかない!
そんな気負いのせいか、ろくなアイディアが出て来ない。
気が付けば、すでに締め切りの前日となっていた。
(落ち着け…落ち着くんだ。
もう一度、二人のデータを見よう。)
俺は、今一度、データを開いた。
共に18歳。
二人共、背が高く、モデルのようなスタイルでその上、かなりのイケメンだ。
(ユニット名はヤヌスだから…ヤヌス、ヤヌス……なんでそんなユニット名なんだよ。
なんでも、顔が二つある神様らしいが…あ!)
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俺は自信を持って、そのコピーを届けた。
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