140 / 364
こいのぼり
1
しおりを挟む
「良いじゃん、良いじゃん。」
「うん、イメージ通り!」
私と敬君は、顔を見合わせて頷いた。
「ねぇ、ここに決めない?」
「だよな!ここしかないよな!」
私たちの意見は一致した。
古民家カフェをオープンするという私たちの夢…
それを実現する第一歩がついに踏み出せた。
物件を探すだけでも、二年半もの歳月がかかった。
私達はどちらもこだわり症だから、私が気に入っても彼が気に入らなかったり、いろんな理由ですぐには決められなかったのだ。
郊外でも辺鄙過ぎず、だけど、周りは自然に囲まれていて、そして、私たちの理想通りの古民家であること。
その条件は意外と難しいもので、思ったよりも時間がかかってしまったから、もしかしたら、もうみつからないんじゃないかと思ったりしたこともあったけど、ついにそれがみつかったのだ。
古民家には出来るだけ手は加えず、そのままの状態で…
そこに、今までに買い集めていたお気に入りの家具や小物を配置して…
私たちの夢の古民家カフェは、着々と現実のものへと進化していった。
そして、ついにオープンの日がやって来た。
「良い天気で良かったな!」
「そうね。」
見上げた広い空は真っ青で…
そこにはこいのぼりが泳いでる。
とても気持ち良さそうに…
つい先日、私が妊娠してることがわかって…
彼は、まだ生まれてもいない子供ためにこいのぼりを買ったのだ。
子供が男の子かどうかもわからないのに…
だけど、きっとこの子はこのこいのぼりを喜んでいることだろう。
それがたとえ女の子だとしても…
「うん、イメージ通り!」
私と敬君は、顔を見合わせて頷いた。
「ねぇ、ここに決めない?」
「だよな!ここしかないよな!」
私たちの意見は一致した。
古民家カフェをオープンするという私たちの夢…
それを実現する第一歩がついに踏み出せた。
物件を探すだけでも、二年半もの歳月がかかった。
私達はどちらもこだわり症だから、私が気に入っても彼が気に入らなかったり、いろんな理由ですぐには決められなかったのだ。
郊外でも辺鄙過ぎず、だけど、周りは自然に囲まれていて、そして、私たちの理想通りの古民家であること。
その条件は意外と難しいもので、思ったよりも時間がかかってしまったから、もしかしたら、もうみつからないんじゃないかと思ったりしたこともあったけど、ついにそれがみつかったのだ。
古民家には出来るだけ手は加えず、そのままの状態で…
そこに、今までに買い集めていたお気に入りの家具や小物を配置して…
私たちの夢の古民家カフェは、着々と現実のものへと進化していった。
そして、ついにオープンの日がやって来た。
「良い天気で良かったな!」
「そうね。」
見上げた広い空は真っ青で…
そこにはこいのぼりが泳いでる。
とても気持ち良さそうに…
つい先日、私が妊娠してることがわかって…
彼は、まだ生まれてもいない子供ためにこいのぼりを買ったのだ。
子供が男の子かどうかもわからないのに…
だけど、きっとこの子はこのこいのぼりを喜んでいることだろう。
それがたとえ女の子だとしても…
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。
でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。
けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。
同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。
そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる