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水曜深夜のお楽しみ
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「おい!涼子、新聞は!?」
「え?あ、そこにあるけど…」
圭祐は、おはようも言わず、新聞を手にして…
(あ…そっか…今日は……)
「うぉーー!あった!
今日は、プロレスがあるぞ~!」
圭祐の顔が途端に綻ぶ。
そう、私の夫・圭祐は大のプロレスファン。
最近、地上波では水曜の深夜にしか、プロレス中継がない。
しかも、それも不定期で、テレビショッピングで潰れることもしばしば。
圭祐は有料チャンネルを入れたいって言ってるけど、マイホームのため節約してるから、その願いはいつも私が却下している。
(子供みたいな顔して…
プロレスのどこがそんなに面白いのかな?)
私にはプロレスの魅力はわからない。
蹴ったり殴ったり…時には流血もして、私にとってはただ怖いだけのものだけど…
それに、当の圭祐も見た目にはマッチョでもなんでもないし、性格的もそれほど激しい方ではないし、なぜ圭祐がそんなにプロレスに惹かれるのかもわからない。
「涼子、今日は甘いもの買っといてくれよ。」
「はいはい。わかってるって。」
圭祐は、プロレス感染の時には、なぜだかいつも甘いお菓子を食べる。
元々、彼は甘党なんだけど、お菓子を食べながらのプロレス観戦は、彼にとって至福の時らしい。
ま、そのくらいで機嫌が良くなるなら安いものだ。
(今日は大福でも買って来てあげよう。)
なんだかんだ言っても、我が家はとても平和で幸せだ。
私は、ふと、そんなことを思った。
「え?あ、そこにあるけど…」
圭祐は、おはようも言わず、新聞を手にして…
(あ…そっか…今日は……)
「うぉーー!あった!
今日は、プロレスがあるぞ~!」
圭祐の顔が途端に綻ぶ。
そう、私の夫・圭祐は大のプロレスファン。
最近、地上波では水曜の深夜にしか、プロレス中継がない。
しかも、それも不定期で、テレビショッピングで潰れることもしばしば。
圭祐は有料チャンネルを入れたいって言ってるけど、マイホームのため節約してるから、その願いはいつも私が却下している。
(子供みたいな顔して…
プロレスのどこがそんなに面白いのかな?)
私にはプロレスの魅力はわからない。
蹴ったり殴ったり…時には流血もして、私にとってはただ怖いだけのものだけど…
それに、当の圭祐も見た目にはマッチョでもなんでもないし、性格的もそれほど激しい方ではないし、なぜ圭祐がそんなにプロレスに惹かれるのかもわからない。
「涼子、今日は甘いもの買っといてくれよ。」
「はいはい。わかってるって。」
圭祐は、プロレス感染の時には、なぜだかいつも甘いお菓子を食べる。
元々、彼は甘党なんだけど、お菓子を食べながらのプロレス観戦は、彼にとって至福の時らしい。
ま、そのくらいで機嫌が良くなるなら安いものだ。
(今日は大福でも買って来てあげよう。)
なんだかんだ言っても、我が家はとても平和で幸せだ。
私は、ふと、そんなことを思った。
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