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相談 side 雪彦

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「あ…!」



 喫茶店の前に立つ平川さんを見た瞬間、僕のそんな想いは飛散した。 
この胸の高鳴りは、愛に間違いない。 
 平川さんの姿を見ただけで、こんなにときめいてしまうんだから…



そう…僕は彼女に惹かれてる。 
そして、この想いを止めることは出来ない。 



ファミレスまでの道程、二人で並んで歩けるだけでも僕は浮かれていた。 
 何もかもが輝いて見える…そんな気分だ。



 本当はもっと落ち着いた、雰囲気のあるお店に行きたいんだけど、今日はきっと話が長くなる。 
だから、長居のしやすいファミレスを選んだんだ。 



 平川さんは、どうやら昨夜のことをよく覚えていないようだった。 
やっぱり、かなり酔っぱらってたんだな。
でも、それで良い。
 昨日ちょっと乱れたことは、僕だけの胸に収めておこう。



 「それで…今日は、これからのことを話すために呼ばれたんですね?」

 「はい…そうです。」



ちょうどそこへオーダーした料理が届いて、話は中断された。 
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