197 / 221
197
しおりを挟む
*
それから瞬く間に時は流れた。
本当に忙しい日々だった。
でも、私より柚希さんの方がもっと忙しかったと思う。
京都にも何度か行ってたし。
私の両親には、引っ越しはするとは言ったけど、引っ越し先が京都だとはまだ言ってない。
っていうか、まだ誰にも言ってない。
柚希さんと私だけの秘密と思うと、ワクワクと胸が弾む。
その反面、もちろん不安もあるんだけど、今はワクワク感の方が強いかな。
麗華さんとは、以前のことが嘘みたいに意外とうまくいってる。
新婚旅行はまだ先になりそうだったから、先に行ってもらうように頼んだ。
またそのうち、四人で一緒に旅行に行こうって約束して。
二人が向ったのは、アメリカ。
ニューヨークやら、ディズニーやら、ラスベガスやら回ったみたい。
毎日送られて来る大量の画像には、とても楽しませてもらった。
それに、二人の仲の良さが伝わって来て、こっちまで幸せな気分になった。
私達はといえば、相変わらずといえば相変わらずだけど、良い感じにうまくはいっている。
それなりに甘い生活を送ってるし、私にはひとつの不満もない。
訳アリの結婚だったかもしれないけど、これだけ幸せなら言うことなしだよ。
それから瞬く間に時は流れた。
本当に忙しい日々だった。
でも、私より柚希さんの方がもっと忙しかったと思う。
京都にも何度か行ってたし。
私の両親には、引っ越しはするとは言ったけど、引っ越し先が京都だとはまだ言ってない。
っていうか、まだ誰にも言ってない。
柚希さんと私だけの秘密と思うと、ワクワクと胸が弾む。
その反面、もちろん不安もあるんだけど、今はワクワク感の方が強いかな。
麗華さんとは、以前のことが嘘みたいに意外とうまくいってる。
新婚旅行はまだ先になりそうだったから、先に行ってもらうように頼んだ。
またそのうち、四人で一緒に旅行に行こうって約束して。
二人が向ったのは、アメリカ。
ニューヨークやら、ディズニーやら、ラスベガスやら回ったみたい。
毎日送られて来る大量の画像には、とても楽しませてもらった。
それに、二人の仲の良さが伝わって来て、こっちまで幸せな気分になった。
私達はといえば、相変わらずといえば相変わらずだけど、良い感じにうまくはいっている。
それなりに甘い生活を送ってるし、私にはひとつの不満もない。
訳アリの結婚だったかもしれないけど、これだけ幸せなら言うことなしだよ。
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
セレナの居場所 ~下賜された側妃~
緑谷めい
恋愛
後宮が廃され、国王エドガルドの側妃だったセレナは、ルーベン・アルファーロ侯爵に下賜された。自らの新たな居場所を作ろうと努力するセレナだったが、夫ルーベンの幼馴染だという伯爵家令嬢クラーラが頻繁に屋敷を訪れることに違和感を覚える。
わたしは夫のことを、愛していないのかもしれない
鈴宮(すずみや)
恋愛
孤児院出身のアルマは、一年前、幼馴染のヴェルナーと夫婦になった。明るくて優しいヴェルナーは、日々アルマに愛を囁き、彼女のことをとても大事にしている。
しかしアルマは、ある日を境に、ヴェルナーから甘ったるい香りが漂うことに気づく。
その香りは、彼女が勤める診療所の、とある患者と同じもので――――?
ずぶ濡れで帰ったら彼氏が浮気してました
宵闇 月
恋愛
突然の雨にずぶ濡れになって帰ったら彼氏が知らない女の子とお風呂に入ってました。
ーーそれではお幸せに。
以前書いていたお話です。
投稿するか悩んでそのままにしていたお話ですが、折角書いたのでやはり投稿しようかと…
十話完結で既に書き終えてます。
【完結】婚約者の義妹と恋に落ちたので婚約破棄した処、「妃教育の修了」を条件に結婚が許されたが結果が芳しくない。何故だ?同じ高位貴族だろう?
つくも茄子
恋愛
国王唯一の王子エドワード。
彼は婚約者の公爵令嬢であるキャサリンを公の場所で婚約破棄を宣言した。
次の婚約者は恋人であるアリス。
アリスはキャサリンの義妹。
愛するアリスと結婚するには「妃教育を修了させること」だった。
同じ高位貴族。
少し頑張ればアリスは直ぐに妃教育を終了させると踏んでいたが散々な結果で終わる。
八番目の教育係も辞めていく。
王妃腹でないエドワードは立太子が遠のく事に困ってしまう。
だが、エドワードは知らなかった事がある。
彼が事実を知るのは何時になるのか……それは誰も知らない。
他サイトにも公開中。
氷の貴婦人
羊
恋愛
ソフィは幸せな結婚を目の前に控えていた。弾んでいた心を打ち砕かれたのは、結婚相手のアトレーと姉がベッドに居る姿を見た時だった。
呆然としたまま結婚式の日を迎え、その日から彼女の心は壊れていく。
感情が麻痺してしまい、すべてがかすみ越しの出来事に思える。そして、あんなに好きだったアトレーを見ると吐き気をもよおすようになった。
毒の強めなお話で、大人向けテイストです。
妾の子だからといって、公爵家の令嬢を侮辱してただで済むと思っていたんですか?
木山楽斗
恋愛
公爵家の妾の子であるクラリアは、とある舞踏会にて二人の令嬢に詰められていた。
彼女達は、公爵家の汚点ともいえるクラリアのことを蔑み馬鹿にしていたのである。
公爵家の一員を侮辱するなど、本来であれば許されることではない。
しかし彼女達は、妾の子のことでムキになることはないと高を括っていた。
だが公爵家は彼女達に対して厳正なる抗議をしてきた。
二人が公爵家を侮辱したとして、糾弾したのである。
彼女達は何もわかっていなかったのだ。例え妾の子であろうとも、公爵家の一員であるクラリアを侮辱してただで済む訳がないということを。
※HOTランキング1位、小説、恋愛24hポイントランキング1位(2024/10/04) 皆さまの応援のおかげです。誠にありがとうございます。
私も一応、後宮妃なのですが。
秦朱音@アルファポリス文庫より書籍発売中
恋愛
女心の分からないポンコツ皇帝 × 幼馴染の後宮妃による中華後宮ラブコメ?
十二歳で後宮入りした翠蘭(すいらん)は、初恋の相手である皇帝・令賢(れいけん)の妃 兼 幼馴染。毎晩のように色んな妃の元を訪れる皇帝だったが、なぜだか翠蘭のことは愛してくれない。それどころか皇帝は、翠蘭に他の妃との恋愛相談をしてくる始末。
惨めになった翠蘭は、後宮を出て皇帝から離れようと考える。しかしそれを知らない皇帝は……!
※初々しい二人のすれ違い初恋のお話です
※10,000字程度の短編
※他サイトにも掲載予定です
※HOTランキング入りありがとうございます!(37位 2022.11.3)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる