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014 : 奈落の女神
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次の朝、私達は食糧を買い込み、町を発った。
しばらく歩いていると地図に記されている隣町に着いたが、町の様子は宿屋の主人が言っていた通りだった。
建物は朽ち果て、町には土埃が舞い、当然のことながら人の気配はまるでなかった。
「マルタンさん、洞窟の記念碑を見てみたいんですが良いですか?」
「構いませんよ。
探しましょう。
病人を隔離していたということですから、きっと洞窟は町のはずれでしょうね。」
私達は洞窟を探して、死に絶えた町の中をうろうろと歩き回った。
「あ!あれじゃないか?」
イシドールが指差した先にそれらしきものがあった。
私達は、それを目指して歩き出した。
「やっぱりここだったか…」
封鎖された洞窟の入り口の前に小さな女神像と、亡くなった病人達への鎮魂の文字が刻まれた記念碑があった。
そして、その前にはまだ新しい百合の花が手向けられていた。
クロワはひざまずき、祈りを捧げ始めた。
意外なことに、イシドールまでもがクロワと同じことを始めた。
しばらく歩いていると地図に記されている隣町に着いたが、町の様子は宿屋の主人が言っていた通りだった。
建物は朽ち果て、町には土埃が舞い、当然のことながら人の気配はまるでなかった。
「マルタンさん、洞窟の記念碑を見てみたいんですが良いですか?」
「構いませんよ。
探しましょう。
病人を隔離していたということですから、きっと洞窟は町のはずれでしょうね。」
私達は洞窟を探して、死に絶えた町の中をうろうろと歩き回った。
「あ!あれじゃないか?」
イシドールが指差した先にそれらしきものがあった。
私達は、それを目指して歩き出した。
「やっぱりここだったか…」
封鎖された洞窟の入り口の前に小さな女神像と、亡くなった病人達への鎮魂の文字が刻まれた記念碑があった。
そして、その前にはまだ新しい百合の花が手向けられていた。
クロワはひざまずき、祈りを捧げ始めた。
意外なことに、イシドールまでもがクロワと同じことを始めた。
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