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007 : バラの村
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オーバンはその後も何度かあの発作に襲われていた。
「…クロワさん、オーバンは一体どうなっているのです?」
「もう少しです。
もう少しすれば、オーバンさんの身体から薬草の効果が消えるはずです。」
「……どういうことですか?」
メラニーは、わけがわからず、クロワの顔をじっとみつめた。
「オーバンさんは、ある薬草の禁断症状に苦しんでいるのです。
その薬草は、とても危険なもので…
神経に影響を及ぼすものなのですが…」
「な、なぜ、オーバンがそんな薬草を!?」
「それは…
実は、私、ソレイユ様のお屋敷で見たんです。
薔薇園の隣に、その危険な薬草が植えられているのを…」
「まさか!!
そんなこと考えられませんわ。
ソレイユ様が一体なんのためにそんなことを…」
「それは…私にもわかりません…」
「ソレイユ様は、神に選ばれし女王なのですよ!
そんな危険な薬草等を、必要とされるはずがありません!」
確かにそうだとクロワは思った。
しかし、見間違いなどではない。
確かに、あの薬草は…
「その薬草には他の効果はないのですか?」
「え…ええ、ありますよ。
たとえば、強い痛みを感じなくするような効果が…」
「…では、もしかしたらオーバンはどこか身体を悪くして、それでソレイユ様はその痛みを和らげるために…」
「…オーバンさんにはそんなに悪い所があるとは思えないのですが…」
(……あ……)
もしかしたら、女王は違う薬草と間違えているのかもしれない。
痛み止めに使う薬草によく似たものがある。
薬草は似たものが多いため、間違えて使用してひどいめにあったことが自分にもあったと、クロワは思い出した。
(もしそうだとしたら、早く女王に教えてさしあげなければ…!)
オーバンはその後も何度かあの発作に襲われていた。
「…クロワさん、オーバンは一体どうなっているのです?」
「もう少しです。
もう少しすれば、オーバンさんの身体から薬草の効果が消えるはずです。」
「……どういうことですか?」
メラニーは、わけがわからず、クロワの顔をじっとみつめた。
「オーバンさんは、ある薬草の禁断症状に苦しんでいるのです。
その薬草は、とても危険なもので…
神経に影響を及ぼすものなのですが…」
「な、なぜ、オーバンがそんな薬草を!?」
「それは…
実は、私、ソレイユ様のお屋敷で見たんです。
薔薇園の隣に、その危険な薬草が植えられているのを…」
「まさか!!
そんなこと考えられませんわ。
ソレイユ様が一体なんのためにそんなことを…」
「それは…私にもわかりません…」
「ソレイユ様は、神に選ばれし女王なのですよ!
そんな危険な薬草等を、必要とされるはずがありません!」
確かにそうだとクロワは思った。
しかし、見間違いなどではない。
確かに、あの薬草は…
「その薬草には他の効果はないのですか?」
「え…ええ、ありますよ。
たとえば、強い痛みを感じなくするような効果が…」
「…では、もしかしたらオーバンはどこか身体を悪くして、それでソレイユ様はその痛みを和らげるために…」
「…オーバンさんにはそんなに悪い所があるとは思えないのですが…」
(……あ……)
もしかしたら、女王は違う薬草と間違えているのかもしれない。
痛み止めに使う薬草によく似たものがある。
薬草は似たものが多いため、間違えて使用してひどいめにあったことが自分にもあったと、クロワは思い出した。
(もしそうだとしたら、早く女王に教えてさしあげなければ…!)
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