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06 はじめて経験したこと
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「そうじゃ!」
ご老人が、突然、膝を打ち大きな声を出されました。
「おまえさん、この先の町の酒場に行って仲間を探してみたらどうじゃ?」
「仲間…ですか?」
「そう!
おまえさんはどうも甲斐性はなさそうじゃし、力も無さそうじゃ。
アイテムを探すにしても、危険な場所に行ったりすることもあれば、またその邪悪な者がやってくるやもしれん。
そんな時、強い仲間がおったら助かると思わんか?」
「それはそうですが…」
「おまえさんに何か取り柄があれば仲間をみつけるのも簡単だったんじゃろうが、今は何の力もないんじゃろ?
じゃが、心配することはないぞ。
中には、役立たずを好んで仲間にしたがる偏屈もおるもんじゃ…!」
(役立たず……?
それって…モシカシタラ、私のことなんでしょうか?!)
私の顔がひきつっていることに、ご老人は気が付かれていないようです。
「幸いなことに、おまえさんには品が良いのと顔が良いっていう武器があるしのう。
強いおなごの戦士が仲間にしてくれたりするかもしれんぞ!ひっひっひっ」
ご老人は、私のことをからかわれているのでしょうか…
しかし、仲間になって下さる方がいらっしゃったら、確かにとても心強いことです。
逆に言えば、私一人ではかなり心配です。
でも、こんな役立たずの私の仲間になって下さる方が本当にいらっしゃるのでしょうか?
何か、私に取り柄があれば…
私と一緒に旅をしたい!
そう思わせるなにかがあれば…
しかし、地上に落とされた時にすべてを失った私にそんなものがあるはずがありません。
気落ちした私が、ふと溜息を吐きそうになったその時…
私は、ひらめいたのです!
ご老人が、突然、膝を打ち大きな声を出されました。
「おまえさん、この先の町の酒場に行って仲間を探してみたらどうじゃ?」
「仲間…ですか?」
「そう!
おまえさんはどうも甲斐性はなさそうじゃし、力も無さそうじゃ。
アイテムを探すにしても、危険な場所に行ったりすることもあれば、またその邪悪な者がやってくるやもしれん。
そんな時、強い仲間がおったら助かると思わんか?」
「それはそうですが…」
「おまえさんに何か取り柄があれば仲間をみつけるのも簡単だったんじゃろうが、今は何の力もないんじゃろ?
じゃが、心配することはないぞ。
中には、役立たずを好んで仲間にしたがる偏屈もおるもんじゃ…!」
(役立たず……?
それって…モシカシタラ、私のことなんでしょうか?!)
私の顔がひきつっていることに、ご老人は気が付かれていないようです。
「幸いなことに、おまえさんには品が良いのと顔が良いっていう武器があるしのう。
強いおなごの戦士が仲間にしてくれたりするかもしれんぞ!ひっひっひっ」
ご老人は、私のことをからかわれているのでしょうか…
しかし、仲間になって下さる方がいらっしゃったら、確かにとても心強いことです。
逆に言えば、私一人ではかなり心配です。
でも、こんな役立たずの私の仲間になって下さる方が本当にいらっしゃるのでしょうか?
何か、私に取り柄があれば…
私と一緒に旅をしたい!
そう思わせるなにかがあれば…
しかし、地上に落とされた時にすべてを失った私にそんなものがあるはずがありません。
気落ちした私が、ふと溜息を吐きそうになったその時…
私は、ひらめいたのです!
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