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「はい、どうぞ。
早く病院に持って行ってあげて下さい。」

「本当にありがとう。この恩は絶対に忘れないから。」

たっくんはお金を持って、病院に向かった。



なんか良い気分だ。
たっくん、あんなに嬉しそうにして…
良いことすると、本当に気分が良いね。



あ、そうだ!
お母さんの手術が終わったら、会わせてもらおうかな?
だって、どうせそのうち会わなきゃいけないんだから。
あれ?結婚したら、同居するのかな?
まぁ、私はどっちでも良いけど、でも、出来れば二世帯住宅が良いなぁ。
たっくんと二人きりの時間があった方が良いからね。
って、二世帯住宅建てるとなったら高いよね。
頭金は私の貯金でいけるとしてもそのあとが大変だよね。
新築にこだわらなくても良いかな。
中古なら、二人で働けばなんとかなるかも。



あれ?その頃、たっくんはどうしてるのかな?
まだ、今のまんま?
だとしたら、私が払っていかなきゃならないね。
たっくんが芸能界に戻ってたら、けっこう儲かるのかな?
仕事がなかったら、儲からない?
芸能界のことはわからないよねぇ。
せめて、ダンスのレッスンとボイストレーニングの月謝だけでも、事務所が出してくれたら良いのになぁ。
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