夢見る夢子は、元アイドルに運命を感じてしまいました！

１５

たっくんはバイト先に電話して休むと言ったようだ。
また眠ると言って部屋に入ったから、私はお風呂に入り、さっきようやくベッドに入った。



（はぁ、なんだか大変な1日だったなぁ。）



大変というのは、ちょっと違うかな？
そんなたいしたことはしてない。
でも、精神的にはかなり動揺したよ。



だって、たっくんがここで暮らすことになったんだから。
あの人気アイドルのたっくんが、私と同棲だよ！？
こりゃあ、ビッグニュースだよね。
どうしよう？芸能レポーターにみつかったら大変だよね。
これからは、行動に気を付けないとね。



（あ…）



合鍵、もう一つ作らないといけないかな。
それから、私の部屋に鍵…は、いらないかな？
そこまでするのもなんか嫌らしいよね。
たっくんを信用してないみたいで。
うん、やめとこう。



明日の朝は、まだお粥で良いかな？
夜は何にしよう？
あんまり良いもの食べてないみたいだから、何か美味しいもの食べさせてあげたいな。
消化によくて、美味しいもの…