5 / 37
2:地図
3
しおりを挟む
山姥はしばらく考えいたが、やっと心が決まったかのように手を打った。
「そうじゃ!
それじゃあ、今日は腕でも足でもどこでも良いから、おまえさんの身体の一部を食わせてくれ!
どこでもかまわん。そんなにたくさんじゃなくて良いからな。
それに、痛くはないから心配するな。」
「えええーーーっっ!
そ、そ、そんな…」
山姥は、ディヴィッドの身体をじろじろと見つめながら、彼の返事を待っている。
(ど、ど、どうしよう…いくら痛くないとはいえ、どこを取られても困るじゃないか。
だけど、ここであんまり待たせて、面倒だからイケ面爺さんは諦める…なんて言い出されても困るしなぁ…)
ディヴィッドの背中にいやな汗が流れた。
「どこを食わせてくれるんじゃ?」
「そ…それはだな…」
(そ…そうだ!!)
切羽詰ったその時、ディヴィッドの脳裏にひらめきの稲妻が走った!
「よし、わかった!
婆さんに俺の身体の一部をやろう。」
「どこをくれるんじゃ?」
ディヴィッドは、盛りあがったメタボな腹を指差した。
「ここ、ここ。
ここの肉を全部やろう!
食いごたえがあるぜ~!」
「えっ!そこの肉を?
……なんだか脂が多そうじゃのう…」
老婆は眉間に皺を寄せながら、ディヴィッドの腹をみつめた。
「何を言ってるんだ!
こういう所にはコラーゲンとかいうのがあってな。人間の女達は美容に良いからって高い金払ってまで食べるんだぜ。
なんでも肌がぷりぷりになるらしいぜ。」
「な、なにっ、肌がぷりぷりとな?!
それじゃあ、そこをくれ!早く、早く!」
「ま、待て、婆さん!
本当に痛くないんだろうな?」
「あぁ、大丈夫じゃ。心配はいらん!」
そう言うと、山姥は両手を目の前に差し出しおかしな呪文を唱え始めた。
しばらくすると山姥の両手がぼんやりと光り始める。
「それじゃあ、いただくぞ!」
老婆はそういうと、ディヴィッドの電話帳よりずっと分厚い腹の肉をつかんでひっぱった。
まるで、餅でもちぎるように、山姥はディヴィッドの腹から贅肉をちぎりとっていく。
「これでおしまい…と。」
大量の肉を袋に詰めた山姥は、ディヴィッドの縄をほどいてくれた。
「おぉぉぉ~~~!」
やっと自由になリ立ち上がったディヴィッドは、自分の腹を見て感嘆の声を上げた。
自分の足の爪さえ切れなくなってたあの邪魔な腹の肉が綺麗さっぱりなくなっていたのだから。
「そうじゃ!
それじゃあ、今日は腕でも足でもどこでも良いから、おまえさんの身体の一部を食わせてくれ!
どこでもかまわん。そんなにたくさんじゃなくて良いからな。
それに、痛くはないから心配するな。」
「えええーーーっっ!
そ、そ、そんな…」
山姥は、ディヴィッドの身体をじろじろと見つめながら、彼の返事を待っている。
(ど、ど、どうしよう…いくら痛くないとはいえ、どこを取られても困るじゃないか。
だけど、ここであんまり待たせて、面倒だからイケ面爺さんは諦める…なんて言い出されても困るしなぁ…)
ディヴィッドの背中にいやな汗が流れた。
「どこを食わせてくれるんじゃ?」
「そ…それはだな…」
(そ…そうだ!!)
切羽詰ったその時、ディヴィッドの脳裏にひらめきの稲妻が走った!
「よし、わかった!
婆さんに俺の身体の一部をやろう。」
「どこをくれるんじゃ?」
ディヴィッドは、盛りあがったメタボな腹を指差した。
「ここ、ここ。
ここの肉を全部やろう!
食いごたえがあるぜ~!」
「えっ!そこの肉を?
……なんだか脂が多そうじゃのう…」
老婆は眉間に皺を寄せながら、ディヴィッドの腹をみつめた。
「何を言ってるんだ!
こういう所にはコラーゲンとかいうのがあってな。人間の女達は美容に良いからって高い金払ってまで食べるんだぜ。
なんでも肌がぷりぷりになるらしいぜ。」
「な、なにっ、肌がぷりぷりとな?!
それじゃあ、そこをくれ!早く、早く!」
「ま、待て、婆さん!
本当に痛くないんだろうな?」
「あぁ、大丈夫じゃ。心配はいらん!」
そう言うと、山姥は両手を目の前に差し出しおかしな呪文を唱え始めた。
しばらくすると山姥の両手がぼんやりと光り始める。
「それじゃあ、いただくぞ!」
老婆はそういうと、ディヴィッドの電話帳よりずっと分厚い腹の肉をつかんでひっぱった。
まるで、餅でもちぎるように、山姥はディヴィッドの腹から贅肉をちぎりとっていく。
「これでおしまい…と。」
大量の肉を袋に詰めた山姥は、ディヴィッドの縄をほどいてくれた。
「おぉぉぉ~~~!」
やっと自由になリ立ち上がったディヴィッドは、自分の腹を見て感嘆の声を上げた。
自分の足の爪さえ切れなくなってたあの邪魔な腹の肉が綺麗さっぱりなくなっていたのだから。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
隣の人妻としているいけないこと
ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。
そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。
しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。
彼女の夫がしかけたものと思われ…
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる