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わらび餅
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「わらび~もち、かきごおり~」
来た!
いつも俺を悩ませる悪魔の声が…
とりあえず、俺は財布を持って外に飛び出した。
「あの…」
「いらっしゃい。何します?」
「えーっと…」
早く答えなければ!
だけど、心の中で決着はまだ着いていない。
おじさんが俺を見ている。
早く…早く決めないと!
「わ、わらび餅ひとつ。」
本当にわらび餅が食べたかったのかどうかは分からないが、焦って無意識に俺はわらび餅を買っていた。
(まぁ、ええか。)
ぷるぷるのわらび餅を見ていたら、失敗だとは思わなかった。
そこにきな粉をふりかけ、さらにその上から黒蜜をかける。
(やっぱり、これやな。)
一口、口の中に放り込むと、やはり、わらび餅で正解だったと思った。
冷たくて、ぷるぷるで、甘くてきな粉の香りが良くて…
最高だ!
やっぱり、夏のお菓子はわらび餅は一番だ。
わらび餅よ…一時でも、かき氷にしようかと考えてしまった俺を許してくれ。
あの呼び声が悪いんだ。
「わらび~もち、かきごおり~」
暑い盛りだから、当然、かき氷も食べたくなる。
だから、いつも悩むんだ。
わらび餅かかき氷かって。
でも、いつもわらび餅が勝つ。
きな粉好きっていうのが大きいのかな。
今のところ、かき氷を食べたことは無い。
だから、公平とは言えないのかもしれない。
かき氷を食べた上で、それでもわらび餅だと思えたら、真の意味での勝利なのだが、一度でもわらび餅を食べないのは辛いのだ。
(あぁ、うまかった。)
安いわらび餅にはわらび粉が使われてないとかいう話があるが、そんなことは気にならない。
俺は安いわらび餅が大好きだ!
来た!
いつも俺を悩ませる悪魔の声が…
とりあえず、俺は財布を持って外に飛び出した。
「あの…」
「いらっしゃい。何します?」
「えーっと…」
早く答えなければ!
だけど、心の中で決着はまだ着いていない。
おじさんが俺を見ている。
早く…早く決めないと!
「わ、わらび餅ひとつ。」
本当にわらび餅が食べたかったのかどうかは分からないが、焦って無意識に俺はわらび餅を買っていた。
(まぁ、ええか。)
ぷるぷるのわらび餅を見ていたら、失敗だとは思わなかった。
そこにきな粉をふりかけ、さらにその上から黒蜜をかける。
(やっぱり、これやな。)
一口、口の中に放り込むと、やはり、わらび餅で正解だったと思った。
冷たくて、ぷるぷるで、甘くてきな粉の香りが良くて…
最高だ!
やっぱり、夏のお菓子はわらび餅は一番だ。
わらび餅よ…一時でも、かき氷にしようかと考えてしまった俺を許してくれ。
あの呼び声が悪いんだ。
「わらび~もち、かきごおり~」
暑い盛りだから、当然、かき氷も食べたくなる。
だから、いつも悩むんだ。
わらび餅かかき氷かって。
でも、いつもわらび餅が勝つ。
きな粉好きっていうのが大きいのかな。
今のところ、かき氷を食べたことは無い。
だから、公平とは言えないのかもしれない。
かき氷を食べた上で、それでもわらび餅だと思えたら、真の意味での勝利なのだが、一度でもわらび餅を食べないのは辛いのだ。
(あぁ、うまかった。)
安いわらび餅にはわらび粉が使われてないとかいう話があるが、そんなことは気にならない。
俺は安いわらび餅が大好きだ!
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