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「うん、良いよ。」

「3か月間、小日向さんと付き合って、それでも恵理子のことが好きだったら、絶対結婚するからな!」

そう言われると、なんだか心配になって来た。
3か月なんてあっという間だ。
確かに、陽は魅力的な子だけど、本当に大丈夫かな。



「やっぱり6か月にしない?」

「なんでだよ。3か月って決めたじゃないか。」

「でも、3か月って……」

「だめだめ!もう決まったことだから。」

樹は聞く耳を持たない。
どうしよう。
もしも、陽のことを好きにならなかったら…
そして、樹が私とのことを陽に話してしまったら、今度は陽が傷付く…



迂闊なことを言ってしまった。
でも、言ってしまったことはもう取り消せない。



「俺は小日向さんのことなんて好きにならない。
恵理子…愛してるよ。」

情熱的な口付け…
心は冷めているのに、体は熱くなっていく。



私は、樹のことが本当に好きなんだろうか?



うん…確かに好きだ…樹は私のことをわかってくれる。
私を癒してくれる。
愛してくれる。



だけど、好きになってはいけない相手。
どれ程努力しても、私と樹の年齢差はどうにもならないのだから。



諦めなくては…



そう思うのに、私は樹を求めていた。
樹の熱に応えていた。



そんな自分自身を激しく嫌悪した。
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