154 / 201
side 瑠威
12
しおりを挟む
「それじゃあ、もうかお姉のことは心配ないな。
あ、結婚式の日取りとかもう決まってんのか?」
「実は…まだなんだ。」
「まだって…これからで間に合うのか?
ま、そんなに大した式じゃないなら、レストランでもどこでも出来るだろうけど、家の人たちはどう言ってるんだ?」
「ん~…
やっぱ、家には言わなきゃだめかな?」
後ろめたさを隠すように、俺はちょっとおどけて訊き返した。
「だめって…言わないつもりだったのか?」
オルガの呆れきった顔…
そうだよな、親に何も言わないなんて、やっぱり普通じゃないよな。
それに式もある程度ちゃんとしたことをしてやらないと、かおりが可哀想だ。
「そういえば、指輪はもう贈ったのか?」
「……それも……まだ…」
「えーーーっ…!?」
「あ、金はちゃんと用意してあるんだ。
だけど、メジャーの契約してから渡そうかなって思ってたから、まだ買いに行ってなくて…」
あ、結婚式の日取りとかもう決まってんのか?」
「実は…まだなんだ。」
「まだって…これからで間に合うのか?
ま、そんなに大した式じゃないなら、レストランでもどこでも出来るだろうけど、家の人たちはどう言ってるんだ?」
「ん~…
やっぱ、家には言わなきゃだめかな?」
後ろめたさを隠すように、俺はちょっとおどけて訊き返した。
「だめって…言わないつもりだったのか?」
オルガの呆れきった顔…
そうだよな、親に何も言わないなんて、やっぱり普通じゃないよな。
それに式もある程度ちゃんとしたことをしてやらないと、かおりが可哀想だ。
「そういえば、指輪はもう贈ったのか?」
「……それも……まだ…」
「えーーーっ…!?」
「あ、金はちゃんと用意してあるんだ。
だけど、メジャーの契約してから渡そうかなって思ってたから、まだ買いに行ってなくて…」
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
娼館で元夫と再会しました
無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。
しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。
連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。
「シーク様…」
どうして貴方がここに?
元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!
【完結】いてもいなくてもいい妻のようですので 妻の座を返上いたします!
ユユ
恋愛
夫とは卒業と同時に婚姻、
1年以内に妊娠そして出産。
跡継ぎを産んで女主人以上の
役割を果たしていたし、
円満だと思っていた。
夫の本音を聞くまでは。
そして息子が他人に思えた。
いてもいなくてもいい存在?萎んだ花?
分かりました。どうぞ若い妻をお迎えください。
* 作り話です
* 完結保証付き
* 暇つぶしにどうぞ
王太子の子を孕まされてました
杏仁豆腐
恋愛
遊び人の王太子に無理やり犯され『私の子を孕んでくれ』と言われ……。しかし王太子には既に婚約者が……侍女だった私がその後執拗な虐めを受けるので、仕返しをしたいと思っています。
※不定期更新予定です。一話完結型です。苛め、暴力表現、性描写の表現がありますのでR指定しました。宜しくお願い致します。ノリノリの場合は大量更新したいなと思っております。
妹と婚約者が結婚したけど、縁を切ったから知りません
編端みどり
恋愛
妹は何でもわたくしの物を欲しがりますわ。両親、使用人、ドレス、アクセサリー、部屋、食事まで。
最後に取ったのは婚約者でした。
ありがとう妹。初めて貴方に取られてうれしいと思ったわ。
醜いので引きこもっていた俺が、絶世の美女と同居始めました(彼女が積極的で困ります)。
花野はる
恋愛
美醜逆転、現代バージョンを書いてみました。
小説の練習を兼ねて、三人称で書いてみました。
メインの「王宮の片隅で〜」のストックがあるときに書くので不定期更新です。
小説の作法とかよく分からず創作して来たので、出来るだけそこらへんを意識して書いています。
文法とか、間違いがあれば、是非ご指摘をいただけたら嬉しいです。
〖完結〗では、婚約解消いたしましょう。
藍川みいな
恋愛
三年婚約しているオリバー殿下は、最近別の女性とばかり一緒にいる。
学園で行われる年に一度のダンスパーティーにも、私ではなくセシリー様を誘っていた。まるで二人が婚約者同士のように思える。
そのダンスパーティーで、オリバー殿下は私を責め、婚約を考え直すと言い出した。
それなら、婚約を解消いたしましょう。
そしてすぐに、婚約者に立候補したいという人が現れて……!?
設定ゆるゆるの、架空の世界のお話しです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる