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side 瑠威
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「今夜も魂込めて歌うぜ~~!」
眩いスポットライトに照らされて、俺は大きな声を張り上げた。
観客がそれに応えて黄色い声を上げる。
そこにオルガの身体を突き刺すようなギターの音が、地を這うようなクロウのベースに、雷鳴のようなケインのドラムが乗っかって、火花が上がり、俺達のライブショウが始まった。
みんな、上気した顔で俺達をみつめてる。
ファンの子達の笑顔は俺達の生きがいみたいなもんだ。
ビートに乗って踊るみんなの振動が心地良い。
「次は、新曲行くぜ!
今夜が初お披露目だ!」
客席からうねるような歓声があがり、こっちのテンションもマックスだ。
「Burninng Night!」
昨夜、つけたばかりの新曲のタイトルを俺は叫んだ。
オルガの熱いイントロに合わせて、俺は身体をくねらせて踊り狂う。
長い髪を振り乱し、リズムに合わせて跳ね回った。
「♪ お前の瞳が燃えている~
紅蓮の炎をた~ぎ~ら~せ~て~」
声を限りにシャウトする。
客席とステージが一体となって、揺れ動く。
最高の瞬間だ!
身体中の血が沸き立つような熱い興奮が突き抜ける。
「今夜も魂込めて歌うぜ~~!」
眩いスポットライトに照らされて、俺は大きな声を張り上げた。
観客がそれに応えて黄色い声を上げる。
そこにオルガの身体を突き刺すようなギターの音が、地を這うようなクロウのベースに、雷鳴のようなケインのドラムが乗っかって、火花が上がり、俺達のライブショウが始まった。
みんな、上気した顔で俺達をみつめてる。
ファンの子達の笑顔は俺達の生きがいみたいなもんだ。
ビートに乗って踊るみんなの振動が心地良い。
「次は、新曲行くぜ!
今夜が初お披露目だ!」
客席からうねるような歓声があがり、こっちのテンションもマックスだ。
「Burninng Night!」
昨夜、つけたばかりの新曲のタイトルを俺は叫んだ。
オルガの熱いイントロに合わせて、俺は身体をくねらせて踊り狂う。
長い髪を振り乱し、リズムに合わせて跳ね回った。
「♪ お前の瞳が燃えている~
紅蓮の炎をた~ぎ~ら~せ~て~」
声を限りにシャウトする。
客席とステージが一体となって、揺れ動く。
最高の瞬間だ!
身体中の血が沸き立つような熱い興奮が突き抜ける。
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