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うわさ
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「えーーーっ!そうなの?」
「う、うん…私はそう聞いたよ。」
次の日、私はさゆみにちょっとした作り話をした。
それは、昨夜、瑠威から聞いた話をさゆみに伝えたかったから。
私は大学に来る電車の中で、近くに座ってた女の子達の話を聞いたと嘘を吐いた。
その子達はどうやらシュバルツのファンらしく、それでなんとなく気になって、耳をそばだてていたら、クロウさんの話になって…
クロウさんは今まで北岡町の美容院を気に入って通ってたけど、そこのオーナーがフランスに行ってしまって、今、クロウさんは美容院を探してると、瑠威から聞いた話を少々アレンジして話した。
「そっか~…だから、クロウさんはうちの店に来なくなったんだね。」
「多分、瑠威もクロウさんにそのお店を紹介してもらったんじゃないかな?」
「あ…そういえば、あの時の二人の髪型…すっごくキマってた!」
「でしょう?きっとそうだよ。
二人は、美容院の帰りにさゆみのお店に寄ったんじゃない?」
「そうだね!
あぁ、それにしても、それじゃあ、もうクロウさんも瑠威もうちには来ないってことじゃない。
ショックだなぁ…」
さゆみは、肩を落とし大きな溜息を吐いた。
「えーーーっ!そうなの?」
「う、うん…私はそう聞いたよ。」
次の日、私はさゆみにちょっとした作り話をした。
それは、昨夜、瑠威から聞いた話をさゆみに伝えたかったから。
私は大学に来る電車の中で、近くに座ってた女の子達の話を聞いたと嘘を吐いた。
その子達はどうやらシュバルツのファンらしく、それでなんとなく気になって、耳をそばだてていたら、クロウさんの話になって…
クロウさんは今まで北岡町の美容院を気に入って通ってたけど、そこのオーナーがフランスに行ってしまって、今、クロウさんは美容院を探してると、瑠威から聞いた話を少々アレンジして話した。
「そっか~…だから、クロウさんはうちの店に来なくなったんだね。」
「多分、瑠威もクロウさんにそのお店を紹介してもらったんじゃないかな?」
「あ…そういえば、あの時の二人の髪型…すっごくキマってた!」
「でしょう?きっとそうだよ。
二人は、美容院の帰りにさゆみのお店に寄ったんじゃない?」
「そうだね!
あぁ、それにしても、それじゃあ、もうクロウさんも瑠威もうちには来ないってことじゃない。
ショックだなぁ…」
さゆみは、肩を落とし大きな溜息を吐いた。
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