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ライブの後で…
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そのうち、メンバー達はファンの子達に手を振って、ぞろぞろとどこかへ歩き始めた。
当然、ママも一緒に行ったから、私はそうっと電信柱の後ろから出て、ひっそりとさゆみ達のところへ戻った。
「あ、璃愛!
全く、どこに行ってたのよ!」
「ご、ごめん…
なんか、緊張しすぎてトイレに行きたくなって……」
「トイレって…そんなに時間かからないでしょ!」
「ちょっと通りの向こうのコンビニまで行ってたら、帰り道がわからなくなって……」
嘘くさい…
見え見えのウソだったけど、私にはそう言うしかなかった。
「もうっ!璃愛がいないから、キラさんに撮ってもらったんだから!
あ、見て見て!
瑠威と一緒に撮ってもらったんだ~!」
そう言いながら、さゆみは瑠威とのツーショットを見せてくれた。
真っ赤な顔してひきつりながらピースをしてるさゆみの顔に、思わず吹き出してしまった。
「笑わないでよ~!
確かにひどい顔してるけど…だって、瑠威とこんなにくっついて撮ったんだよ。
緊張もするわよ。」
「た、確かにそうだね。
でも、良かったじゃない。」
「うん、最高!
瑠威、すごく良いにおいがして、これからもライブ見に行きますって言ったら、ありがとうって言ってくれたんだぁ…」
さゆみはもう瑠威にメロメロって感じだ。
当然、ママも一緒に行ったから、私はそうっと電信柱の後ろから出て、ひっそりとさゆみ達のところへ戻った。
「あ、璃愛!
全く、どこに行ってたのよ!」
「ご、ごめん…
なんか、緊張しすぎてトイレに行きたくなって……」
「トイレって…そんなに時間かからないでしょ!」
「ちょっと通りの向こうのコンビニまで行ってたら、帰り道がわからなくなって……」
嘘くさい…
見え見えのウソだったけど、私にはそう言うしかなかった。
「もうっ!璃愛がいないから、キラさんに撮ってもらったんだから!
あ、見て見て!
瑠威と一緒に撮ってもらったんだ~!」
そう言いながら、さゆみは瑠威とのツーショットを見せてくれた。
真っ赤な顔してひきつりながらピースをしてるさゆみの顔に、思わず吹き出してしまった。
「笑わないでよ~!
確かにひどい顔してるけど…だって、瑠威とこんなにくっついて撮ったんだよ。
緊張もするわよ。」
「た、確かにそうだね。
でも、良かったじゃない。」
「うん、最高!
瑠威、すごく良いにおいがして、これからもライブ見に行きますって言ったら、ありがとうって言ってくれたんだぁ…」
さゆみはもう瑠威にメロメロって感じだ。
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