44 / 201
ライブの後で…
4
しおりを挟む
「わ!瑠威も写ってる!」
横からのぞいたさゆみが、大きな声を上げた。
「ハルさん、私もこの画像ほしいです~」
「うん、いいよ。」
さゆみも同じ画像をもらい、それを見てとても嬉しそうにしていた。
そこに写ってるのは、いかにもヴィジュアル系って感じのポーズをキメた瑠威とオルガさん。
本人達はふざけてるのか、瑠威もオルガさんも楽しそうな笑顔を浮かべてる。
「ねぇ、ハルさん…あ、あたしも瑠威と撮ってもらえるかな?」
「もちろんだよ。」
「ま、マジですか…!?」
さゆみは無茶苦茶盛り上がってる。
そういえば、もうずいぶん時間が経ったと思うけど、一体、いつ出てくるんだろう…
そんなことを考えてたら、一台の車が停まって、楽器の搬出が始まった。
「もうすぐ出てくるよ。」
「えっ!ほ、本当ですか!?」
まずい…!
かなりまずい…
どうしよう、みつかったら…
「あ、かおりさんだ…」
キラさんがそうつぶやいたのと同時に、私は駆け出した。
「ト、トイレに行って来ます!」
そう言い残して…
横からのぞいたさゆみが、大きな声を上げた。
「ハルさん、私もこの画像ほしいです~」
「うん、いいよ。」
さゆみも同じ画像をもらい、それを見てとても嬉しそうにしていた。
そこに写ってるのは、いかにもヴィジュアル系って感じのポーズをキメた瑠威とオルガさん。
本人達はふざけてるのか、瑠威もオルガさんも楽しそうな笑顔を浮かべてる。
「ねぇ、ハルさん…あ、あたしも瑠威と撮ってもらえるかな?」
「もちろんだよ。」
「ま、マジですか…!?」
さゆみは無茶苦茶盛り上がってる。
そういえば、もうずいぶん時間が経ったと思うけど、一体、いつ出てくるんだろう…
そんなことを考えてたら、一台の車が停まって、楽器の搬出が始まった。
「もうすぐ出てくるよ。」
「えっ!ほ、本当ですか!?」
まずい…!
かなりまずい…
どうしよう、みつかったら…
「あ、かおりさんだ…」
キラさんがそうつぶやいたのと同時に、私は駆け出した。
「ト、トイレに行って来ます!」
そう言い残して…
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説

〖完結〗王女殿下の最愛の人は、私の婚約者のようです。
藍川みいな
恋愛
エリック様とは、五年間婚約をしていた。
学園に入学してから、彼は他の女性に付きっきりで、一緒に過ごす時間が全くなかった。その女性の名は、オリビア様。この国の、王女殿下だ。
入学式の日、目眩を起こして倒れそうになったオリビア様を、エリック様が支えたことが始まりだった。
その日からずっと、エリック様は病弱なオリビア様の側を離れない。まるで恋人同士のような二人を見ながら、学園生活を送っていた。
ある日、オリビア様が私にいじめられていると言い出した。エリック様はそんな話を信じないと、思っていたのだけれど、彼が信じたのはオリビア様だった。
設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。

[完結] 私を嫌いな婚約者は交代します
シマ
恋愛
私、ハリエットには婚約者がいる。初めての顔合わせの時に暴言を吐いた婚約者のクロード様。
両親から叱られていたが、彼は反省なんてしていなかった。
その後の交流には不参加もしくは当日のキャンセル。繰り返される不誠実な態度に、もう我慢の限界です。婚約者を交代させて頂きます。

愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
巻き戻される運命 ~私は王太子妃になり誰かに突き落とされ死んだ、そうしたら何故か三歳の子どもに戻っていた~
アキナヌカ
恋愛
私(わたくし)レティ・アマンド・アルメニアはこの国の第一王子と結婚した、でも彼は私のことを愛さずに仕事だけを押しつけた。そうして私は形だけの王太子妃になり、やがて側室の誰かにバルコニーから突き落とされて死んだ。でも、気がついたら私は三歳の子どもに戻っていた。

貴方の✕✕、やめます
戒月冷音
恋愛
私は貴方の傍に居る為、沢山努力した。
貴方が家に帰ってこなくても、私は帰ってきた時の為、色々準備した。
・・・・・・・・
しかし、ある事をきっかけに全てが必要なくなった。
それなら私は…

【完結】本当の悪役令嬢とは
仲村 嘉高
恋愛
転生者である『ヒロイン』は知らなかった。
甘やかされて育った第二王子は気付かなかった。
『ヒロイン』である男爵令嬢のとりまきで、第二王子の側近でもある騎士団長子息も、魔法師協会会長の孫も、大商会の跡取りも、伯爵令息も
公爵家の本気というものを。
※HOT最高1位!ありがとうございます!

【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…

【完結】結婚して12年一度も会った事ありませんけど? それでも旦那様は全てが欲しいそうです
との
恋愛
結婚して12年目のシエナは白い結婚継続中。
白い結婚を理由に離婚したら、全てを失うシエナは漸く離婚に向けて動けるチャンスを見つけ・・
沈黙を続けていたルカが、
「新しく商会を作って、その先は?」
ーーーーーー
題名 少し改変しました
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる