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ライブの後で…
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「璃愛~~!」
さゆみが赤い顔をして走って来て、私に抱き着いた。
「ど、どうしたの?」
「見て!オルガさんのピック拾った!」
さゆみはピックを持って、それを誇らしげに私に見せた。
「そ、そうなんだ、良かったね!」
二時間程のライブが終わった。
最初の時ほどの衝撃はなかったけど、その分、今回は余計に楽しめた気がする。
ちょっと覚えた曲もあるし、激しい曲だけどだんだん好きになって来た。
「瑠愛、これあげる!」
「え?どうして?」
「だって、璃愛はオルガさんのファンになるんでしょ?」
「いいよ、さゆ…じゃない、エミリーがせっかく拾ったものなんだし。」
「いいの、いいの!あたしはあんたに持っといてほしいの」
そう言いながら、さゆみは私の手の中にオルガさんのピックをねじ込んだ。
「ねぇ、璃愛…今度はあんたも前の方で見てみようよ。
前は良いよ~
メンバーの息遣いまで伝わって来る感じで最高!!」
そう言ったさゆみの瞳は、ハート型に変わっていた。
さゆみが赤い顔をして走って来て、私に抱き着いた。
「ど、どうしたの?」
「見て!オルガさんのピック拾った!」
さゆみはピックを持って、それを誇らしげに私に見せた。
「そ、そうなんだ、良かったね!」
二時間程のライブが終わった。
最初の時ほどの衝撃はなかったけど、その分、今回は余計に楽しめた気がする。
ちょっと覚えた曲もあるし、激しい曲だけどだんだん好きになって来た。
「瑠愛、これあげる!」
「え?どうして?」
「だって、璃愛はオルガさんのファンになるんでしょ?」
「いいよ、さゆ…じゃない、エミリーがせっかく拾ったものなんだし。」
「いいの、いいの!あたしはあんたに持っといてほしいの」
そう言いながら、さゆみは私の手の中にオルガさんのピックをねじ込んだ。
「ねぇ、璃愛…今度はあんたも前の方で見てみようよ。
前は良いよ~
メンバーの息遣いまで伝わって来る感じで最高!!」
そう言ったさゆみの瞳は、ハート型に変わっていた。
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