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ルカ(聖夜月ルカ)

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099. あなたの夢

あとがき

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K様からのリクエストで書かせていただきました。
 今回もあらすじをいただきました。
 『ジルは、今日も朝から屋根や道のコインカキをしなければならない。

 毎日、毎日空からコインが降ってくる。

 昔のコインでは無いし、世界中に存在しない物だ。

コインだが、嘘のように軽いが、曲げたら曲がるが、手を離せば元に戻る。
ひとつは軽いが数メートルも積み重なると屋根がつぶれるくらいに重くなる。

 川に捨てると、役人から罰を受けるから捨てられない。

 結局、山に有る長い洞窟に捨てる。

ジルは、いつか洞窟もコインで埋まると思っていた。

 洞窟にコインが溢れる頃にコインは降らなくなった。

ジルは、洞窟の前に立ち想う。

 「これが宝石や金だったら良いのに」

 翌日、洞窟に行くとコインは宝石の山に変わっていた。

 「きっと、私の願いが通じたんだ」

その宝石で、王国は栄えた。
 使っても使っても、洞窟の奥にまで宝石は山ほど有る。

やがてローマ帝国の皇帝が宝石の噂を聞いて、軍隊を送り込んできた。

 王国は兵士を集めたが、1000人も集まらない。

ローマの兵士は数万人はいる。

ジルは、恋人のクランドが兵士になり国境に、向かう。

 洞窟の入り口は高いから、遥か彼方のローマ軍団が迫るのが見えた。

クランドだちは、あっと言う間に蹴散らされてしまう。

 残った兵士は洞窟に集まる。

 王国の宝を守りたい意志は強い。

ローマ軍団が攻め寄せて、クランドは胸を弓で射ぬかれて倒れた。

ジルは、大声で叫んだ。

 「これなら宝石ではなくて、コインはヘラクレスになれば良かった」

ヘラクレスはギリシア神話の英雄だ。

するとコインは、ヘラクレスに変わり、何十万のヘラクレスに変わり、ローマ軍団に攻めて行く。

さすがのローマ軍団も国境まで逃げて行く。

クランドは一命を取りとめた。

コインは、夢を叶える神からの贈り物と信じて王国の、民はコインを大切に守った。』
 今回はファンタジーですね。
 少しだけ変更しましたが、ほぼあらすじ通りに仕上げてみました。
ラストが少しネガティブになってしまったかな?(;^_^A
いかがでしょうか?

2018/03/11
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