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045. ヤマタノオロチ
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「あんれ~?桶はなかったかのぅ?」
「あ!申し訳ない!
また取ってくるでござる!」
「もうええ。後でわしがとってくる。それより、朝飯が出来とるぞ。」
「かたじけない。」
二人は朝飯をご馳走になった。
昨夜と同じ、山菜のお粥とたくわんだった。
「あんた達、これからどこに行かれるつもりかね?」
「実は、俺…ちょっと旅に…」
「剣四郎殿、どこに旅に行かれると言われるのですか?」
「あてはない。
ただ…ちょっと探しものがあってな…」
これはロディにとっても都合の良いことだった。
剣四郎にはいずれ侍の隠れ里に案内してもらわねばいけない。
だが、その前に真の侍になるための剣を手に入れなくてはならず、その剣を手に入れるためには龍神達の7人の兄弟をみつけねばならない。
龍神の兄弟がどこにいるかの情報はまるでないのだから、各地を旅する必要がある。
剣四郎が旅をするというのなら、それに便乗して探せば良いのだから。
「剣四郎殿、拙者も一緒に参るでござる!」
かくして、二人はお互いの目的を知らないままに龍神の兄弟を探す旅をすることとなった。
これから、二人の行き先にどんなことが起きるのか…それはまだ誰にもわからない…
「あ!申し訳ない!
また取ってくるでござる!」
「もうええ。後でわしがとってくる。それより、朝飯が出来とるぞ。」
「かたじけない。」
二人は朝飯をご馳走になった。
昨夜と同じ、山菜のお粥とたくわんだった。
「あんた達、これからどこに行かれるつもりかね?」
「実は、俺…ちょっと旅に…」
「剣四郎殿、どこに旅に行かれると言われるのですか?」
「あてはない。
ただ…ちょっと探しものがあってな…」
これはロディにとっても都合の良いことだった。
剣四郎にはいずれ侍の隠れ里に案内してもらわねばいけない。
だが、その前に真の侍になるための剣を手に入れなくてはならず、その剣を手に入れるためには龍神達の7人の兄弟をみつけねばならない。
龍神の兄弟がどこにいるかの情報はまるでないのだから、各地を旅する必要がある。
剣四郎が旅をするというのなら、それに便乗して探せば良いのだから。
「剣四郎殿、拙者も一緒に参るでござる!」
かくして、二人はお互いの目的を知らないままに龍神の兄弟を探す旅をすることとなった。
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