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045. ヤマタノオロチ
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(な、な、なんだ!?こいつの目…燃えてるぞ!
もしかして、やっぱりすっごく危険な奴なんじゃあ…)
「お、俺はだな…うっ!」
ロディの手の平が剣四郎の口を塞いだ。
「剣四郎殿、わかっておるでござる!!」
「ふぁ、ふぁ、ふぁなふぇ!」
(なんだ、こいつ…?!
一体、なにがわかってるっていうんだ?
でも、聞いたらまた話が長引きそうだ…ここは話を合わせておくか…)
「そ、そうか…ならば話が早い!
では、俺は用があるのでな、さらばじゃ!」
「そんなつれないことを…拙者は剣四郎殿から離れませんぞ!!」
「なんでなんだよ!」
「……わかってるくせに…」
ロディの照れたような上目遣いに、剣四郎はおかしな誤解を妄想してたじろいだ。
(ま、ま、まさかこいつ…そういう趣味が…)
「ば、ばっきゃろー!
俺はノーマルだ!」
(ノーマル…?はて、剣四郎殿は一体何のことを申されておるのか?
もしかして、何かの隠語か?!
とにかく深く尋ねてはいけないようだな。)
「剣四郎殿、これからどこへ参るおつもりだったのですか?」
ロディは、にこやかな笑みを浮かべて話題を変えた。
「ど、どこって…」
「剣四郎殿、実は拙者はこれからヤマタノオロチを退治しに行く所だったのでござる!」
「ヤマタノオロチィ?」
(……やっぱり、こいつイカレてやがる。)
「そうか…それは大変だな!
でも、きっとおまえならやれるさ!
じゃ、頑張れよ!」
「何を申されるのです!
拙者が、ヤマタノオロチを退治する間、剣四郎には待っていていただきますぞ!
な~に、拙者にかかればヤマタノオロチなんてちょちょいのちょいでござる。
そんなに長い間、お待たせはいたしませぬ。」
「なんで、俺が待ってなきゃいけないんだ?!」
「それは…その…わかっておるのでござろう?」
(な、な、な、なんだ、こいつ!
一体、何のことを言ってるんだ?!
……はっ?!ま、ま、まさか…!!)
もしかして、やっぱりすっごく危険な奴なんじゃあ…)
「お、俺はだな…うっ!」
ロディの手の平が剣四郎の口を塞いだ。
「剣四郎殿、わかっておるでござる!!」
「ふぁ、ふぁ、ふぁなふぇ!」
(なんだ、こいつ…?!
一体、なにがわかってるっていうんだ?
でも、聞いたらまた話が長引きそうだ…ここは話を合わせておくか…)
「そ、そうか…ならば話が早い!
では、俺は用があるのでな、さらばじゃ!」
「そんなつれないことを…拙者は剣四郎殿から離れませんぞ!!」
「なんでなんだよ!」
「……わかってるくせに…」
ロディの照れたような上目遣いに、剣四郎はおかしな誤解を妄想してたじろいだ。
(ま、ま、まさかこいつ…そういう趣味が…)
「ば、ばっきゃろー!
俺はノーマルだ!」
(ノーマル…?はて、剣四郎殿は一体何のことを申されておるのか?
もしかして、何かの隠語か?!
とにかく深く尋ねてはいけないようだな。)
「剣四郎殿、これからどこへ参るおつもりだったのですか?」
ロディは、にこやかな笑みを浮かべて話題を変えた。
「ど、どこって…」
「剣四郎殿、実は拙者はこれからヤマタノオロチを退治しに行く所だったのでござる!」
「ヤマタノオロチィ?」
(……やっぱり、こいつイカレてやがる。)
「そうか…それは大変だな!
でも、きっとおまえならやれるさ!
じゃ、頑張れよ!」
「何を申されるのです!
拙者が、ヤマタノオロチを退治する間、剣四郎には待っていていただきますぞ!
な~に、拙者にかかればヤマタノオロチなんてちょちょいのちょいでござる。
そんなに長い間、お待たせはいたしませぬ。」
「なんで、俺が待ってなきゃいけないんだ?!」
「それは…その…わかっておるのでござろう?」
(な、な、な、なんだ、こいつ!
一体、何のことを言ってるんだ?!
……はっ?!ま、ま、まさか…!!)
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