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「はい、出来たよ。」
「あ、ありがとうございます。」
思いがけず、自分の本心に気付けて、どこか恥ずかしかった。
でも、だからこそ、優しくされたことへの嬉しさも一入だ。
「もし、痛みが続くようだったら、病院に行くんだよ。」
「はい、わかりました。」
「明日、父さんに今回の件を話すよ。
そして、二階堂さんにも誠意を持って話してみる。
麗華さんとは結婚は出来なかったけど、父の会社とは今まで通りの関係を続けて欲しいって。」
「私も行かなくて良いですか?」
「大丈夫。これは僕がやるべきことだから。」
樹生さんだけに押し付けるみたいでなんだか申し訳なかったけど、でも、確かに私が行ったからって何の力にもなれないだろうし、こんな風に言える樹生さんをとても頼もしく、誇らしげに感じた。
さすがは、若くして会社を経営してる人だけのことはあるね。
こんな素敵な人と結婚出来て、私は幸せだよ。
「あ、ありがとうございます。」
思いがけず、自分の本心に気付けて、どこか恥ずかしかった。
でも、だからこそ、優しくされたことへの嬉しさも一入だ。
「もし、痛みが続くようだったら、病院に行くんだよ。」
「はい、わかりました。」
「明日、父さんに今回の件を話すよ。
そして、二階堂さんにも誠意を持って話してみる。
麗華さんとは結婚は出来なかったけど、父の会社とは今まで通りの関係を続けて欲しいって。」
「私も行かなくて良いですか?」
「大丈夫。これは僕がやるべきことだから。」
樹生さんだけに押し付けるみたいでなんだか申し訳なかったけど、でも、確かに私が行ったからって何の力にもなれないだろうし、こんな風に言える樹生さんをとても頼もしく、誇らしげに感じた。
さすがは、若くして会社を経営してる人だけのことはあるね。
こんな素敵な人と結婚出来て、私は幸せだよ。
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