あなたが私を選んだ理由に、断固異議あり!

ルカ(聖夜月ルカ)

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事情がわかって、気持ち的にはすっきりした。
樹生さんがドイツで愛人に会ってたわけではなかったこともほっとした。
だけど、二階堂さんって、なんて怖い人なんだろう。



「あの…二階堂さんとは、お見合いの話が出てただけなんですか?」

「そうだよ。まだ会ったわけでもなかった。
一応、お互いに写真は見せてもらってたけど、それだけなんだよ。
それなのに、僕は土下座をして、彼女の言うことをなんでも聞いて…それでも、君にこんな酷いことをするなんて。
父さんには申し訳ないけど、これ以上、言いなりにはなれない。」

ど、土下座!?
樹生さん、そんなことまでしたんだ。



でも、どうして?
そんなことになるのなら、どうして、私なんかと無理に結婚したんだろう?
家柄も見た目も能力も…どれをとっても、私が二階堂さんに勝てるものなんて、ない。
確かに、そんな私に樹生さんを取られたと思ったら、二階堂さんは面白くないよね。
わかりたくはないけど、その気持ちはわかるよ。



「樹生さん…どうして、私なんかと結婚したんですか?
そんなことをしたせいで、こわんな大変なことになったんですよ。」

私はついそんなことを口走っていた。
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