あなたが私を選んだ理由に、断固異議あり!

ルカ(聖夜月ルカ)

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「え、えぇーーっ!?」

「ど、どうしたの!?」

思わず大きな声を出してしまったから、東條さんを驚かせてしまった。



「あ、あの…で、でも、うちは平凡な家系で、その…」

「平凡だとなんかあるの?」

「え?で、でも、入社するには、厳しい身元調査があるって…」

「そんなのないよ。
うちの社は、年齢や学歴、職歴も問わないし。」

「えっ!?そうなんですか?
じゃあ、多額の寄付は?」

「あるわけないじゃない。」



えっ!?そ、それじゃあ、本当に、私、ここで雇ってもらえるの?



「えぇーーっ!?」

「とにかく早く入力してよ。」

「は、はいっ!」

とは言っても、手が震えてちゃんと打てない。
状況がわかってくるにつれて、興奮が大きくなる。



本当に?
私、本当にここで働けるの?
夢が叶うの!?



私は震えながらも、なんとかデータ入力を終えた。
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