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しおりを挟む「なかなか決められませんか?」
「すみません。優柔不断で。」
「では、私が良いと思った物件でも良いですか?」
「はい、お願いします。」
二宮さんは電話をかけている。
聞こえてくる内容から察するに、どうやら相手は不動産屋だ。
「すぐに来てくれるそうです。」
「ありがとうございます。」
不動産屋の車で、俺たちは現地に向かった。
車で10数分の場所に、最初の物件はあった。
(……なかなか良いな。)
見た瞬間、そう思った。
当たり前だが、雰囲気が実家とは全然違う。
周りには自然が多く、ごちゃごちゃしてなくて、とても静かだ。
「こちらになります。」
中に入って最初に感じたのが、日当たりの良さだ。
玄関からしてとても明るい。
さらに、窓を開けると爽やかな風が通り抜ける。
それだけで、俺はこの家を完全に気に入ってしまった。
間取りもゆったりしているし、手すりもついているしバリアフリーだ。
今後、母の足腰が弱っても、これなら安心だ。
それから三軒見て回ったが、やはり、最初の家が一番気に入った。
すぐに決めてしまおうかと思ったが、二宮さんが今夜一晩考えた方が良いというので、そうすることにした。
「二宮さん、お腹がすきましたね。夕飯を食べに行きませんか?」
「え?でも……」
「ご都合が悪いですか?」
「いえ、そんなことはありません。」
俺たちは、駅の近くの和食の店に入った。
「すみません。優柔不断で。」
「では、私が良いと思った物件でも良いですか?」
「はい、お願いします。」
二宮さんは電話をかけている。
聞こえてくる内容から察するに、どうやら相手は不動産屋だ。
「すぐに来てくれるそうです。」
「ありがとうございます。」
不動産屋の車で、俺たちは現地に向かった。
車で10数分の場所に、最初の物件はあった。
(……なかなか良いな。)
見た瞬間、そう思った。
当たり前だが、雰囲気が実家とは全然違う。
周りには自然が多く、ごちゃごちゃしてなくて、とても静かだ。
「こちらになります。」
中に入って最初に感じたのが、日当たりの良さだ。
玄関からしてとても明るい。
さらに、窓を開けると爽やかな風が通り抜ける。
それだけで、俺はこの家を完全に気に入ってしまった。
間取りもゆったりしているし、手すりもついているしバリアフリーだ。
今後、母の足腰が弱っても、これなら安心だ。
それから三軒見て回ったが、やはり、最初の家が一番気に入った。
すぐに決めてしまおうかと思ったが、二宮さんが今夜一晩考えた方が良いというので、そうすることにした。
「二宮さん、お腹がすきましたね。夕飯を食べに行きませんか?」
「え?でも……」
「ご都合が悪いですか?」
「いえ、そんなことはありません。」
俺たちは、駅の近くの和食の店に入った。
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