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それから数日は、またとっても辛い日々が続いた。
朝、出勤の時もすっごく辛かった。
柊司さんはほとんど話さないし、なんとも言えない嫌な雰囲気。
そのせいで、帰りは山下さん達と食事をして帰るようにした。
行きも帰りもそんな状況じゃ、私だって耐えられないから。
そんな日々が続いたある日のこと…
「芹香さん、帰りにちょっと時間あるかな?」
「え?は、はい、大丈夫です。」
お昼休みに声をかけて来たのは、意外にも八重樫さん。
一体、何の用事なんだろう?
もしかして、柊司さんが直接私に話したくなくて、八重樫さんを使った?
でも、それならその場で言いそうだけど…
仕事が終わってから、私は八重樫さんに言われた近くの公園で彼を待った。
「あ、待たせたかな?」
「いえ、私もついさっき来たところです。」
私が着いて、10分もしないうちに八重樫さんは駆けて来た。
「じゃあ、行きましょうか。」
「え?」
八重樫さんは、手を挙げてタクシーを停め、私はどこに行くともわからないまま、八重樫さんに連れて行かれた。
それから数日は、またとっても辛い日々が続いた。
朝、出勤の時もすっごく辛かった。
柊司さんはほとんど話さないし、なんとも言えない嫌な雰囲気。
そのせいで、帰りは山下さん達と食事をして帰るようにした。
行きも帰りもそんな状況じゃ、私だって耐えられないから。
そんな日々が続いたある日のこと…
「芹香さん、帰りにちょっと時間あるかな?」
「え?は、はい、大丈夫です。」
お昼休みに声をかけて来たのは、意外にも八重樫さん。
一体、何の用事なんだろう?
もしかして、柊司さんが直接私に話したくなくて、八重樫さんを使った?
でも、それならその場で言いそうだけど…
仕事が終わってから、私は八重樫さんに言われた近くの公園で彼を待った。
「あ、待たせたかな?」
「いえ、私もついさっき来たところです。」
私が着いて、10分もしないうちに八重樫さんは駆けて来た。
「じゃあ、行きましょうか。」
「え?」
八重樫さんは、手を挙げてタクシーを停め、私はどこに行くともわからないまま、八重樫さんに連れて行かれた。
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