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「柊司さん、私、何かお手伝いした方が良いでしょうか?」
「タク、芹香が何か手伝おうかって言ってるけど…」
私は小声で言ったのに、柊司さんは直接、八重樫さんに訊いてしまったから、私は焦る。
「あぁ、大丈夫ですよ。
芹香さんは、そこでゆっくりしといて下さい。」
「あ、あぁ、すみません。
よろしくお願いします。」
私にはそう言うしかなかった。
なんだか、申し訳ないけど…
柊司さんは、テレビを見て笑ってる。
柊司さんは私に良くおおらかだっていうけれど、柊司さんの方がおおらかだよね。
っていうか、多分、そんないらない気を遣わなくて良い程、八重樫さんとは親しい…ってことなのかもしれないけど…
でも、私も料理や気配りが良く出来るっていうタイプではないし、下手にキッチンに入っても、邪魔になるだけかもしれないから、やっぱりここにいるのが良さそうだ。
さすがに、テレビを見て笑うほどの余裕はなかったけれど…
そのうち、とても良いにおいが漂って来た。
料理が出来上がるのは、もうすぐなのかもしれない。
だんだんお腹も空いてきた。
「タク、芹香が何か手伝おうかって言ってるけど…」
私は小声で言ったのに、柊司さんは直接、八重樫さんに訊いてしまったから、私は焦る。
「あぁ、大丈夫ですよ。
芹香さんは、そこでゆっくりしといて下さい。」
「あ、あぁ、すみません。
よろしくお願いします。」
私にはそう言うしかなかった。
なんだか、申し訳ないけど…
柊司さんは、テレビを見て笑ってる。
柊司さんは私に良くおおらかだっていうけれど、柊司さんの方がおおらかだよね。
っていうか、多分、そんないらない気を遣わなくて良い程、八重樫さんとは親しい…ってことなのかもしれないけど…
でも、私も料理や気配りが良く出来るっていうタイプではないし、下手にキッチンに入っても、邪魔になるだけかもしれないから、やっぱりここにいるのが良さそうだ。
さすがに、テレビを見て笑うほどの余裕はなかったけれど…
そのうち、とても良いにおいが漂って来た。
料理が出来上がるのは、もうすぐなのかもしれない。
だんだんお腹も空いてきた。
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