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良縁の赤い石
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「わぁ!」
「わお!」
声の揃った私達は、思わず顔を見合わせて笑った。
「ここまで気が合うと、なんだかおかしいね。」
「本当ね。」
今日は私の誕生日…そして、彼の誕生日。
彼とは、春の合コンで知り合って、まだ付き合い始めたばかり。
誕生日が同じ7月7日だってことだけでも驚いたけど、いざ、付き合ってみると共通点が多すぎて、ますます驚いた。
私達は、まるでずっと昔から付き合ってるみたいに理解しあえて、本当にうまくいっている。
今だってそう。
私達は、誕生日のプレゼント交換をしたのだけど、彼が私にくれたのが、ペンダントで、私が彼に贈ったのがブレスレット。
それも、二人共ルビーのものだった。
「いろいろ迷ったんだけどね。なんか、この赤に惹かれてね…」
「うんうん、わかる。
それに、ルビーって魔除けにもなるし、『勝利』っていう宝石言葉らしいんだ。
茂ちゃんにぴったりだと思ってね。」
「ありがとう。早速使わせてもらうね。」
そう言って、茂ちゃんはブレスレットを腕に付けようとした。
「あ、茂ちゃん、ルビーは右側に付けるのが良いんだって。」
「へぇ、そうなんだ。ずいぶん詳しいね。」
「……実は、お店で聞いたんだ。」
「道理で詳しいはずだね。」
茂ちゃんは、笑いながらブレスレットを右腕に付けた。
「ねぇ、ルビーは絶対、右側じゃないとだめなのかな?」
「え?右だと、違和感あるの?」
茂ちゃんは首を振る。
「近々、ケイにルビーの指輪を贈ろうと思ってるから。
出来たら、左手の薬指に付けて欲しいんだけど…」
「えっ…!?」
「……早過ぎるかな?」
「う、ううん。そんなことないよ!」
びっくりはしたけれど…近々、茂ちゃんがうちに来て、両親に挨拶することが決まった。
「わお!」
声の揃った私達は、思わず顔を見合わせて笑った。
「ここまで気が合うと、なんだかおかしいね。」
「本当ね。」
今日は私の誕生日…そして、彼の誕生日。
彼とは、春の合コンで知り合って、まだ付き合い始めたばかり。
誕生日が同じ7月7日だってことだけでも驚いたけど、いざ、付き合ってみると共通点が多すぎて、ますます驚いた。
私達は、まるでずっと昔から付き合ってるみたいに理解しあえて、本当にうまくいっている。
今だってそう。
私達は、誕生日のプレゼント交換をしたのだけど、彼が私にくれたのが、ペンダントで、私が彼に贈ったのがブレスレット。
それも、二人共ルビーのものだった。
「いろいろ迷ったんだけどね。なんか、この赤に惹かれてね…」
「うんうん、わかる。
それに、ルビーって魔除けにもなるし、『勝利』っていう宝石言葉らしいんだ。
茂ちゃんにぴったりだと思ってね。」
「ありがとう。早速使わせてもらうね。」
そう言って、茂ちゃんはブレスレットを腕に付けようとした。
「あ、茂ちゃん、ルビーは右側に付けるのが良いんだって。」
「へぇ、そうなんだ。ずいぶん詳しいね。」
「……実は、お店で聞いたんだ。」
「道理で詳しいはずだね。」
茂ちゃんは、笑いながらブレスレットを右腕に付けた。
「ねぇ、ルビーは絶対、右側じゃないとだめなのかな?」
「え?右だと、違和感あるの?」
茂ちゃんは首を振る。
「近々、ケイにルビーの指輪を贈ろうと思ってるから。
出来たら、左手の薬指に付けて欲しいんだけど…」
「えっ…!?」
「……早過ぎるかな?」
「う、ううん。そんなことないよ!」
びっくりはしたけれど…近々、茂ちゃんがうちに来て、両親に挨拶することが決まった。
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