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令和最初のプレゼント
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「あ、ママ!それ、どうしたの?
キラキラで綺麗だね。」
「えっ!?」
茉奈に声をかけられて、私は慌てた。
茉奈が目ざとくみつけたのは、スマホのストラップ。
今日のお昼、いつものようにあの店にランチを食べに行ったら、マスターが、花を活けてくれたお礼にって小さな包みをくれて…
何なんだろう?ってすごく気になって、仕事も手につかない程だった。
家で開けようって思ってたけど、帰りの電車の中でどうしても我慢が出来なくなって…
開けてみたら、そこには可愛い四葉のクローバーのストラップが入ってた。
それを見た瞬間、私は思わず声をあげていた。
マスターにプレゼントをもらっただけでも嬉しかったのに、それが、色もデザインも私の好みにぴったりだったんだもの。
嬉しくて、胸がいっぱいで…
でも、電車の中だから、なんとか必死で平静を装って…
とりあえず、スマホに取り付けた。
とっても似合ってるし、とっても可愛い。
実家に着いてからも、ついつい見てしまって…
それで、茉奈にも気付かれてしまったというわけだ。
「ねぇねぇ、ママ…それ、どこで買ったの?」
「うん、これはね…いただいたの。」
「そうなの?誰に?」
「え?えっと…お、お友達。」
「へぇ、良かったね。
令和最初のプレゼントだね。」
「え??」
茉奈ったら、一体どこでそんな言葉を覚えたんだろう?
でも、確かにそうだ。
これは、令和最初のプレゼント…
そんなことを思ったら、ストラップがなおさら特別なもののように感じられた。
四葉のクローバーは、幸せの象徴…
私は、これから始まる恋の予感に、小さなときめきを感じた。
キラキラで綺麗だね。」
「えっ!?」
茉奈に声をかけられて、私は慌てた。
茉奈が目ざとくみつけたのは、スマホのストラップ。
今日のお昼、いつものようにあの店にランチを食べに行ったら、マスターが、花を活けてくれたお礼にって小さな包みをくれて…
何なんだろう?ってすごく気になって、仕事も手につかない程だった。
家で開けようって思ってたけど、帰りの電車の中でどうしても我慢が出来なくなって…
開けてみたら、そこには可愛い四葉のクローバーのストラップが入ってた。
それを見た瞬間、私は思わず声をあげていた。
マスターにプレゼントをもらっただけでも嬉しかったのに、それが、色もデザインも私の好みにぴったりだったんだもの。
嬉しくて、胸がいっぱいで…
でも、電車の中だから、なんとか必死で平静を装って…
とりあえず、スマホに取り付けた。
とっても似合ってるし、とっても可愛い。
実家に着いてからも、ついつい見てしまって…
それで、茉奈にも気付かれてしまったというわけだ。
「ねぇねぇ、ママ…それ、どこで買ったの?」
「うん、これはね…いただいたの。」
「そうなの?誰に?」
「え?えっと…お、お友達。」
「へぇ、良かったね。
令和最初のプレゼントだね。」
「え??」
茉奈ったら、一体どこでそんな言葉を覚えたんだろう?
でも、確かにそうだ。
これは、令和最初のプレゼント…
そんなことを思ったら、ストラップがなおさら特別なもののように感じられた。
四葉のクローバーは、幸せの象徴…
私は、これから始まる恋の予感に、小さなときめきを感じた。
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