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溜め息
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「はぁ~~…」
これで、今日何度目の溜め息だろう。
溜め息を吐くと幸せが逃げるなんて言うけど、そんなこと、気になんてしてられるか。
僕の溜め息の原因は春休みだ。
明日から息子は春休み。
そりゃあ、夏休みに比べればまだ短いけど、16日もの休みが短いなんて言えない。
明日からのことを考えるだけで、どっと疲れる。
今の僕は主夫だ。
元々、妻とは結婚したら専業主婦になるという約束だったんだけど、妻は仕事をやめなかった。
蓮が生まれた後、二人でもう一度話し合い、妻が仕事に復帰する条件として、働くのは二人目が出来るまでとした。
しかし、その間は家事も一切しなくて良くて、僕が専業主夫となって家庭を守るということになったんだ。
僕の主夫生活も気が付けば早や三年…
彼女が子育てに専念してくれたのは、蓮が幼稚園児の頃までだった。
蓮が小学校に通うようになった頃から、妻は仕事に復帰し、僕は主夫になった。
最近では家事にも慣れたとはいえ、子供が休みの時の大変さは身にしみてわかっている。
いつもなら、昼間は一人だから適当なもので済ませるけど、子供が休みの間はそうはいかない。
毎日、三食きちんと作らなきゃならないんだ。
それだけじゃない。
家事をしている間にも、蓮が何かと邪魔をするからなかなかはかどらないし、休みとなれば、子供は必ずどこかへ連れて行けと言う。
そんなわけで、疲れは倍増。
だが、僕には早く休みが終われと祈ることしか出来ない。
溜め息くらい吐いたって、良いだろう。
「パパ!明日はどこに行く?」
「明日か…う~ん、明日は…ほら、おまえも宿題があるだろ?」
「ないよ!」
「え…そ、そっか。」
「動物園?それとも水族館?」
「う~ん…明日のことは明日決めようか。」
のらりくらりと話をはぐらかせる。
こんな調子で16日間乗りきれるのか?
カレンダーを見ながら、僕はまた溜め息を吐いた。
これで、今日何度目の溜め息だろう。
溜め息を吐くと幸せが逃げるなんて言うけど、そんなこと、気になんてしてられるか。
僕の溜め息の原因は春休みだ。
明日から息子は春休み。
そりゃあ、夏休みに比べればまだ短いけど、16日もの休みが短いなんて言えない。
明日からのことを考えるだけで、どっと疲れる。
今の僕は主夫だ。
元々、妻とは結婚したら専業主婦になるという約束だったんだけど、妻は仕事をやめなかった。
蓮が生まれた後、二人でもう一度話し合い、妻が仕事に復帰する条件として、働くのは二人目が出来るまでとした。
しかし、その間は家事も一切しなくて良くて、僕が専業主夫となって家庭を守るということになったんだ。
僕の主夫生活も気が付けば早や三年…
彼女が子育てに専念してくれたのは、蓮が幼稚園児の頃までだった。
蓮が小学校に通うようになった頃から、妻は仕事に復帰し、僕は主夫になった。
最近では家事にも慣れたとはいえ、子供が休みの時の大変さは身にしみてわかっている。
いつもなら、昼間は一人だから適当なもので済ませるけど、子供が休みの間はそうはいかない。
毎日、三食きちんと作らなきゃならないんだ。
それだけじゃない。
家事をしている間にも、蓮が何かと邪魔をするからなかなかはかどらないし、休みとなれば、子供は必ずどこかへ連れて行けと言う。
そんなわけで、疲れは倍増。
だが、僕には早く休みが終われと祈ることしか出来ない。
溜め息くらい吐いたって、良いだろう。
「パパ!明日はどこに行く?」
「明日か…う~ん、明日は…ほら、おまえも宿題があるだろ?」
「ないよ!」
「え…そ、そっか。」
「動物園?それとも水族館?」
「う~ん…明日のことは明日決めようか。」
のらりくらりと話をはぐらかせる。
こんな調子で16日間乗りきれるのか?
カレンダーを見ながら、僕はまた溜め息を吐いた。
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