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どうにもこうにもパニックなのです!

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 「璃愛、おはよう!」

 次の日、さゆみはいつもと少しも変わらなかった。



 一緒に講義を受けて、一緒にランチを食べて…
いつもと全く変わらないんだけど、どこかがおかしい。



さゆみと別れて、バイトに向かっている電車の中で、私はその理由に思い当たった。



 (そうだ…今日はCLOWNの話題が全く出なかった…!)



 会えば毎回と言って良いほど、CLOWNの話が出た。
ハイキングの次の日はなおのこと…
だけど、今日はそれが全くなかったんだ。



さゆみ…あんな風に言ったけど…
やっぱり、相当なショックを受けてるよね。
それなのに、本当に良いのかな?
 私、リクさんと付き合って…



昨夜、遅くに早速リクさんからLINEが来たよ。



 『来週、デートしよう!』って。



 普段なら、さゆみに相談するところだけど、それはさすがに相談出来ない。
とりあえず、思い切って行くことにはしたけど…それは早く答えを出したいから。
リクさんのこと、好きになれるかどうか、早く決論を出したいって思ったからだ。
 結論が出ないからには、私のこのもやもやが晴れることはないのだから。
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