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『瓢箪から駒』ってやつでしょうか?

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私達は、近くのカフェに立ち寄った。



 「リクさん…びっくりするかな?」

 「そりゃあ、そうじゃないかな?」

 「じゃあ、送るよ。」

 「うん。」



 『リクさん、ついさっき、ついに衣装が出来上がりました。
 画像を見られますか?』



さゆみが、トークを送った。



 『見たい!どんなんが出来たん?画像、送って~!』



すぐに戻って来た返信は、リクさんじゃなくてキースさんだった。



 「どうする?」

 「困ったね。
ここに送ったら、リクさんも結局見ることになるよね…
もしも、リクさんが画像を見ないまま、現物を見たいって思っても…」



 『画像、見せてくれ!』



さゆみと話してたら、ちょうどリクさんから返信が入った。



 「大丈夫そうだね。じゃあ、送るよ。」

さゆみは、さっき撮った画像を何枚も送信した。



 『わおーーー!めっちゃ格好ええやん!』

キースさんからは、ハートが飛び出る猫のスタンプも送られてきた。



 『リクさん…どうですか?』

 『すげぇ!早く実物が見てみたい!』



 「だって…!」

さゆみはすごく嬉しそうだ。



 「良かったね!リクさん、気に入ったみたいだね。」

 「……うん。」

 「あ…でも、どこで渡す?」

 「そうだよね…あ、ママのお店は…?」

 「何言ってんのよ、おばさまとどういう関係か聞かれたら、あんた、何て言うつもり?」

 「あ、そっか…」

うっかりしてた。
 私がママと親子だってことは内緒だったんだ。
ママとリクさん達は知り合いだから、それはバレちゃまずいよね。



 「とりあえず、リクさんに聞いてみよう。」

 「うん、そうだね。」
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