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『瓢箪から駒』ってやつでしょうか?
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「危なかったな…」
キースさんが、苦笑しながら呟いた。
私達も同じような笑みを浮かべながら、小さく頷く。
「それにしても、ヅラちゃん…ナイスアイディアやったわ。
僕、さっき、何て言おかて、内心かなり焦っててん。」
「咄嗟に思い付いたんです。」
多分、それはママのおかげ。
ママが衣装を作ってるから、それであんな嘘を思い付いたんだと思う。
「あ、そうだ。」
さゆみは思い出したようにそう言うと、バッグの中から手帳を取り出した。
そして、リクさんがライブで着てる衣装のデザイン画をさらさらと描き始めた。
「お、さゆみちゃん、絵うまいなぁ。」
「うまくなんかないですよ。
でも、こんな風にしてると、なんとなく打ち合わせっぽいでしょ?」
さっきの女の子は、今でもちらちらこっちを見てる。
まさか、さっきの嘘がバレてるってことではないと思うけど、気になるんだろうね。
「ほんまやな。
じゃあ、僕もこうやって、衣装についてあれこれ意見を出してるふりしよっと。」
そう言いながら、キースさんは、さゆみの手帳に指を指す。
リクさんも手帳を見ながら俯いたり、腕を組んだり…
みんな、芝居がうまいね。
「実はな、タイミングのええことに次のライブから衣装が変わるんやわ。
ほんまに、ナイスな嘘やったわ。」
「そういえば、衣装は誰が作ってるんですか?」
「リクの知り合いの人やねん。
ジュカは彼女さんに作ってもうてるけど、他の三人はリクの知り合いの人に頼んで作ってもうてんねん。」
リクさんは何も言わずに小さく頷く。
キースさんが、苦笑しながら呟いた。
私達も同じような笑みを浮かべながら、小さく頷く。
「それにしても、ヅラちゃん…ナイスアイディアやったわ。
僕、さっき、何て言おかて、内心かなり焦っててん。」
「咄嗟に思い付いたんです。」
多分、それはママのおかげ。
ママが衣装を作ってるから、それであんな嘘を思い付いたんだと思う。
「あ、そうだ。」
さゆみは思い出したようにそう言うと、バッグの中から手帳を取り出した。
そして、リクさんがライブで着てる衣装のデザイン画をさらさらと描き始めた。
「お、さゆみちゃん、絵うまいなぁ。」
「うまくなんかないですよ。
でも、こんな風にしてると、なんとなく打ち合わせっぽいでしょ?」
さっきの女の子は、今でもちらちらこっちを見てる。
まさか、さっきの嘘がバレてるってことではないと思うけど、気になるんだろうね。
「ほんまやな。
じゃあ、僕もこうやって、衣装についてあれこれ意見を出してるふりしよっと。」
そう言いながら、キースさんは、さゆみの手帳に指を指す。
リクさんも手帳を見ながら俯いたり、腕を組んだり…
みんな、芝居がうまいね。
「実はな、タイミングのええことに次のライブから衣装が変わるんやわ。
ほんまに、ナイスな嘘やったわ。」
「そういえば、衣装は誰が作ってるんですか?」
「リクの知り合いの人やねん。
ジュカは彼女さんに作ってもうてるけど、他の三人はリクの知り合いの人に頼んで作ってもうてんねん。」
リクさんは何も言わずに小さく頷く。
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