50 / 365
なんだかいろいろおかしな感じです。
7
しおりを挟む
「だから、あの場にいたリクファンは、あんたを恨んでる…妬んでるっていう方が正しいかな。」
「エミリーも、怒ってたの?」
「私は怒るとかそういうんじゃないけど…でも、さっきも言った通り、ちょっとジェラシーは感じてたよ。」
「そんな…だったら、その時に言ってくれたら良かったのに!」
「あんたが悪いわけじゃないもん。そのくらいのことは私だってわかってるんだよ。
だから言わなかった。」
気まずい雰囲気…
なんだろう…そんなことくらいで、恨むとか何とか、ありえないよ。
せっかくのライブも、なんだか楽しくなくなって、今すぐにでも帰りたいような気分になって来た。
今やってるバンドの音が急に大きく感じられた。
「……ごめん。」
さゆみが俯いたままぽつりと呟いた。
何か返さなきゃいけないと思うけど、すぐには言葉が出て来なかった。
「璃愛…怒った?」
さゆみが私の方を向いて問いかける。
「……怒ってないよ。」
本当は怒ってるけど…そこまで言える程、私は強気じゃないから。
口調は怒ったままで、そう答えた。
「エミリーも、怒ってたの?」
「私は怒るとかそういうんじゃないけど…でも、さっきも言った通り、ちょっとジェラシーは感じてたよ。」
「そんな…だったら、その時に言ってくれたら良かったのに!」
「あんたが悪いわけじゃないもん。そのくらいのことは私だってわかってるんだよ。
だから言わなかった。」
気まずい雰囲気…
なんだろう…そんなことくらいで、恨むとか何とか、ありえないよ。
せっかくのライブも、なんだか楽しくなくなって、今すぐにでも帰りたいような気分になって来た。
今やってるバンドの音が急に大きく感じられた。
「……ごめん。」
さゆみが俯いたままぽつりと呟いた。
何か返さなきゃいけないと思うけど、すぐには言葉が出て来なかった。
「璃愛…怒った?」
さゆみが私の方を向いて問いかける。
「……怒ってないよ。」
本当は怒ってるけど…そこまで言える程、私は強気じゃないから。
口調は怒ったままで、そう答えた。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
明智さんちの旦那さんたちR
明智 颯茄
恋愛
あの小高い丘の上に建つ大きなお屋敷には、一風変わった夫婦が住んでいる。それは、妻一人に夫十人のいわゆる逆ハーレム婚だ。
奥さんは何かと大変かと思いきやそうではないらしい。旦那さんたちは全員神がかりな美しさを持つイケメンで、奥さんはニヤケ放題らしい。
ほのぼのとしながらも、複数婚が巻き起こすおかしな日常が満載。
*BL描写あり
毎週月曜日と隔週の日曜日お休みします。



とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる