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結局、分からないままだったけど、でも、少しだけもやもやが晴れたような気がした。
『マチャミ、大変!大変!』
ある時、晩御飯を食べてまったりしてたら、ガッキーからけたたましいLINEが届いた。
『どうしたの?何があったの?』
『健人から返事が来たの!
あ、ちょっと電話かけるね。』
文字を打つことさえもどかしいのか、ガッキーから電話がかかって来た。
なんでも、ちょうど最近、健人さんの行きつけの店の美容師さんがフランスに行ってしまったらしく、これからどこに行こうか迷っていたとのこと。
健人さんは、もちろんミラージュのことは知ってて、そんな時だったから、ぜひ連れて行って欲しいって言われたらしい。
「良かったじゃない。やったね!」
「うん、めちゃくちゃ嬉しい!
ありがとう、マチャミのおかげだよ。」
「何言ってるの、私なんて…」
「マチャミが提案してくれたからよ。
それに背中を押してもらったから。」
「私は何も…」
そう。私なんて提案しただけ。
うまくいったのは、ガッキーが行動したからだよね。
「あぁ、嬉しくてどうにかなっちゃいそう。」
「良かったじゃない。」
「うんうん、本当に嬉しい!」
ガッキーは本当に嬉しそうだ。
そうか…普通はこんなに嬉しいもんなんだね。
私、遼と付き合っててこんなに嬉しかったことなんてあったかな?
(私、おかしいのかな?)
『マチャミ、大変!大変!』
ある時、晩御飯を食べてまったりしてたら、ガッキーからけたたましいLINEが届いた。
『どうしたの?何があったの?』
『健人から返事が来たの!
あ、ちょっと電話かけるね。』
文字を打つことさえもどかしいのか、ガッキーから電話がかかって来た。
なんでも、ちょうど最近、健人さんの行きつけの店の美容師さんがフランスに行ってしまったらしく、これからどこに行こうか迷っていたとのこと。
健人さんは、もちろんミラージュのことは知ってて、そんな時だったから、ぜひ連れて行って欲しいって言われたらしい。
「良かったじゃない。やったね!」
「うん、めちゃくちゃ嬉しい!
ありがとう、マチャミのおかげだよ。」
「何言ってるの、私なんて…」
「マチャミが提案してくれたからよ。
それに背中を押してもらったから。」
「私は何も…」
そう。私なんて提案しただけ。
うまくいったのは、ガッキーが行動したからだよね。
「あぁ、嬉しくてどうにかなっちゃいそう。」
「良かったじゃない。」
「うんうん、本当に嬉しい!」
ガッキーは本当に嬉しそうだ。
そうか…普通はこんなに嬉しいもんなんだね。
私、遼と付き合っててこんなに嬉しかったことなんてあったかな?
(私、おかしいのかな?)
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