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「この悪魔野郎!よくもケイトを!!」
「見慣れない奴もいるぞ!」
「全員、ふん縛れ!!」
三人は強かに殴られ痛められた上、縛り上げられ、農場の地下の貯蔵庫に閉じ込められた。
「ルシファー、やったな!」
「ありがとう、皆さん!
これで母さんも浮かばれます…」
涙を流すルシファーに、皆は同情し励ましの声をかけた。
「あいつらは明日になったら縛り首だ!
何事かあったら困るから、牧師さんが着いてから決行だな!」
*
その晩、三人の元へルシファーが現れた。
「これはこれは、イアン牧師…あなたまでおいでとは…
それにその姿はどうされたのです?」
しびれで何も答えられないイアンの傍に近付いたルシファーは、イアンの変身の理由を知った。
「なるほど…そういうことですか。
あなたの身体には、あの裏切り者のにおいがする…
なるほどな…
あなたはあれほど信じていた神を裏切り、我が同族になったというわけですか…
面白い…実に面白い…!」
ルシファーの狂気の笑いが貯蔵庫にこだまする…
「あなた達は、明日縛り首になるのです。
我が母、ケイトを殺した悪い悪魔としてね…
おや…なにかいいたそうな顔ですね…」
ルシファーは、トレルのあごを掴み、自分の方へ向かせた。
「トレルおじちゃんには本当のことを教えてあげようかな…
ママはね…きっとショックを受けたんだ。
ママをずっと抱いてたのはパパじゃなくて実は僕だったってことを教えたから。
それと、ちっちゃいルシファーの魂を殺しちゃったって言ったからね…
そんなことくらいで死んじゃうなんて、僕、思わなかったんだぁ~!」
ルシファーは、幼児のような口調でそう語ると、腹を抱えて笑い出した。
物言えぬトレルの瞳には涙が浮かびあがる。
「あれぇ?トレルおじちゃん、泣いてるの?
大人が泣いちゃおかしいよ!」
ルシファーの笑いの発作はなおも止まらない。
「そうだ…おじちゃんが泣かないように今から面白いものを見せてあげるよ…」
そういうと、ルシファーは片手を高く上げ、エルスールに近寄るとトレルに向かってにやりと笑う。
トレルは、懸命に身体を動かそうとするが、薬のせいでほとんど動くことは出来なかった。
「おじちゃん、よく見ててね。」
やがて、ルシファーは勢いよくその手を振りおろし、エルスールの胸に深々とその長い指を突き立てた。
「見慣れない奴もいるぞ!」
「全員、ふん縛れ!!」
三人は強かに殴られ痛められた上、縛り上げられ、農場の地下の貯蔵庫に閉じ込められた。
「ルシファー、やったな!」
「ありがとう、皆さん!
これで母さんも浮かばれます…」
涙を流すルシファーに、皆は同情し励ましの声をかけた。
「あいつらは明日になったら縛り首だ!
何事かあったら困るから、牧師さんが着いてから決行だな!」
*
その晩、三人の元へルシファーが現れた。
「これはこれは、イアン牧師…あなたまでおいでとは…
それにその姿はどうされたのです?」
しびれで何も答えられないイアンの傍に近付いたルシファーは、イアンの変身の理由を知った。
「なるほど…そういうことですか。
あなたの身体には、あの裏切り者のにおいがする…
なるほどな…
あなたはあれほど信じていた神を裏切り、我が同族になったというわけですか…
面白い…実に面白い…!」
ルシファーの狂気の笑いが貯蔵庫にこだまする…
「あなた達は、明日縛り首になるのです。
我が母、ケイトを殺した悪い悪魔としてね…
おや…なにかいいたそうな顔ですね…」
ルシファーは、トレルのあごを掴み、自分の方へ向かせた。
「トレルおじちゃんには本当のことを教えてあげようかな…
ママはね…きっとショックを受けたんだ。
ママをずっと抱いてたのはパパじゃなくて実は僕だったってことを教えたから。
それと、ちっちゃいルシファーの魂を殺しちゃったって言ったからね…
そんなことくらいで死んじゃうなんて、僕、思わなかったんだぁ~!」
ルシファーは、幼児のような口調でそう語ると、腹を抱えて笑い出した。
物言えぬトレルの瞳には涙が浮かびあがる。
「あれぇ?トレルおじちゃん、泣いてるの?
大人が泣いちゃおかしいよ!」
ルシファーの笑いの発作はなおも止まらない。
「そうだ…おじちゃんが泣かないように今から面白いものを見せてあげるよ…」
そういうと、ルシファーは片手を高く上げ、エルスールに近寄るとトレルに向かってにやりと笑う。
トレルは、懸命に身体を動かそうとするが、薬のせいでほとんど動くことは出来なかった。
「おじちゃん、よく見ててね。」
やがて、ルシファーは勢いよくその手を振りおろし、エルスールの胸に深々とその長い指を突き立てた。
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