124 / 291
scene 7
16
しおりを挟む
「そうだ。あの宝石の隠し場所は、俺以外、だれも知らない。
…困ったな…
おそらく、昨夜、フォーラスに殴られたせいで記憶障害を起こしてるんだろうな。」
「トレルが記憶障害?
そいつはすぐに治るのか?」
「すぐに治る場合もあるが…なかなか治らない場合もあるようだ。」
「そんな…!!」
「幸い、トレルの場合は思い出せないのはごく一部だけみたいだ。
きっと、じきによくなるさ。」
「それなら良いが…」
「それから、エルスールのことはオルジェに聞いた。
心配しすぎだったようだな。」
「今頃、ランディの家に来てるかもしれないな。」
「じゃ、帰るのか?」
「あぁ、無事だとわかった以上、探す事もないからな。
騒がせてすまなかったな。」
三人はランディの家に戻ることにした。
「ランディ、戻ったのか?
昨夜、手紙を読んで心配していたんだぞ。
悪魔祓いの女性はもうみつかったのか?」
「父さん、心配かけてすまなかったな。
あれは俺達の勘違いっていうか、早とちりで、彼女は無事でいることがわかったんだ。
あ、こっちはオルジェだ。」
「オルジェです。初めまして。」
「初めまして。
ゆっくりしていって下さいね。
しかし、おまえ、最近、急に友達が増えたんだな。」
「まぁな、いろいろあってな。」
ランディは父親に向かって微笑むと、二人を連れて二階の部屋に向かった。
「ランディさん、どうしたんです?
あ!!オ、オルジェさんっ!」
「アルグ、安心しろ。オルジェならもう大丈夫だ。」
ランディは、アルグに、昨夜あったこと、そしてオルジェの身に起こったことを話して聞かせた。
「じゃあ、オルジェさんはあの時のことを覚えてないんですか?」
「そうなんだ。
ランディに聞いたけど、なんでもオレは、宝石を飲んだらしいな。」
「ええ、あの時はびっくりしました。まるで、オルジェさんとは別人のようで…」
「一体、どいつが何のためにそんなことをしたんだろうな?」
「オルジェさんに心当たりはないんですか?」
「まるで、ない…」
「きっと、悪魔に完全に制圧されていたんだな…
とにかく、またそいつがオルジェに入りこまないように気をつけなきゃな。」
…困ったな…
おそらく、昨夜、フォーラスに殴られたせいで記憶障害を起こしてるんだろうな。」
「トレルが記憶障害?
そいつはすぐに治るのか?」
「すぐに治る場合もあるが…なかなか治らない場合もあるようだ。」
「そんな…!!」
「幸い、トレルの場合は思い出せないのはごく一部だけみたいだ。
きっと、じきによくなるさ。」
「それなら良いが…」
「それから、エルスールのことはオルジェに聞いた。
心配しすぎだったようだな。」
「今頃、ランディの家に来てるかもしれないな。」
「じゃ、帰るのか?」
「あぁ、無事だとわかった以上、探す事もないからな。
騒がせてすまなかったな。」
三人はランディの家に戻ることにした。
「ランディ、戻ったのか?
昨夜、手紙を読んで心配していたんだぞ。
悪魔祓いの女性はもうみつかったのか?」
「父さん、心配かけてすまなかったな。
あれは俺達の勘違いっていうか、早とちりで、彼女は無事でいることがわかったんだ。
あ、こっちはオルジェだ。」
「オルジェです。初めまして。」
「初めまして。
ゆっくりしていって下さいね。
しかし、おまえ、最近、急に友達が増えたんだな。」
「まぁな、いろいろあってな。」
ランディは父親に向かって微笑むと、二人を連れて二階の部屋に向かった。
「ランディさん、どうしたんです?
あ!!オ、オルジェさんっ!」
「アルグ、安心しろ。オルジェならもう大丈夫だ。」
ランディは、アルグに、昨夜あったこと、そしてオルジェの身に起こったことを話して聞かせた。
「じゃあ、オルジェさんはあの時のことを覚えてないんですか?」
「そうなんだ。
ランディに聞いたけど、なんでもオレは、宝石を飲んだらしいな。」
「ええ、あの時はびっくりしました。まるで、オルジェさんとは別人のようで…」
「一体、どいつが何のためにそんなことをしたんだろうな?」
「オルジェさんに心当たりはないんですか?」
「まるで、ない…」
「きっと、悪魔に完全に制圧されていたんだな…
とにかく、またそいつがオルジェに入りこまないように気をつけなきゃな。」
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
王が気づいたのはあれから十年後
基本二度寝
恋愛
王太子は妃の肩を抱き、反対の手には息子の手を握る。
妃はまだ小さい娘を抱えて、夫に寄り添っていた。
仲睦まじいその王族家族の姿は、国民にも評判がよかった。
側室を取ることもなく、子に恵まれた王家。
王太子は妃を優しく見つめ、妃も王太子を愛しく見つめ返す。
王太子は今日、父から王の座を譲り受けた。
新たな国王の誕生だった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる