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虹企画10000HIT記念SS
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「やっぱりもう帰りましょうよ。
私、早く、お風呂に入りたいですし、早く帰らないと母様に叱られそうですし。」
「ギニアちゃん、お風呂なんかいつでも入れるやんか。
お母ちゃんには俺がうまいことゆーたるから…」
「俺も早く帰って亀にえさやらないといけないのねん。」
「大丈夫やって!
亀は少々食べへんでも死ねへんから。」
「オレもユキが待ってるから…」
「もうっ!皆!忘れたんか!
ここに来るまで、皆で力あわせて頑張ってきたやんか!
一緒に苦しんできた仲間やんか!
これから先、また会えるかどうかもわからへんねんから、最後くらいみんなで楽しく思い出に残ることやろうな!」
「ここまで皆で一緒に協力してたんですから、もう良いんじゃないですか?」
相変わらずギニアはクールだ。
(う~~!とってもウザイ奴なんだけど…
なんか、ほっとけない…!)
羽歌は自分自身の複雑な想いに苛ついていた。
「じゃあ、もっと、まともなこと考えなよ!
アンタね~、虹の根元なんてそう簡単にみつかるもんじゃないのよ、わかってる?!」
「そうなん?
虹に向かって走っていったらすぐにみつかるんとちゃうん?」
「あ…あのねぇ…」
(やっぱ、コイツどうしようもない…)
「じゃ、観光で良いんじゃないの?」
「え~~~…」
その後もこれといった案は出なかったため、結局、和成のつまらない提案に従う事になってしまった。
一行はとぼとぼと重い足取りでウパラの町を見て歩く…
もう何度も来た町だ。
特に見るものもない。
その中で1人ハイテンションに楽しんでいるのは、もちろんマールだった…
「あ、待って!待って!
ここで、ちょっと記念撮影せーへん?
羽歌ちゃん、なんか写す機械持っとったやろ?」
羽歌は携帯を取りだし、皆を写す。
「ハイ、チーズ!」
かくして、気の抜けた観光は終わった…
「今日は、ほんま楽しかったなぁ…!」
マール以外のみんなの顔には疲労の色が色濃く出ていた。
「じゃ、これで解散ね!」
「あ!待って!」
(……またかよ……)
再び、皆の気持ちはそうぴったりと一致した。
私、早く、お風呂に入りたいですし、早く帰らないと母様に叱られそうですし。」
「ギニアちゃん、お風呂なんかいつでも入れるやんか。
お母ちゃんには俺がうまいことゆーたるから…」
「俺も早く帰って亀にえさやらないといけないのねん。」
「大丈夫やって!
亀は少々食べへんでも死ねへんから。」
「オレもユキが待ってるから…」
「もうっ!皆!忘れたんか!
ここに来るまで、皆で力あわせて頑張ってきたやんか!
一緒に苦しんできた仲間やんか!
これから先、また会えるかどうかもわからへんねんから、最後くらいみんなで楽しく思い出に残ることやろうな!」
「ここまで皆で一緒に協力してたんですから、もう良いんじゃないですか?」
相変わらずギニアはクールだ。
(う~~!とってもウザイ奴なんだけど…
なんか、ほっとけない…!)
羽歌は自分自身の複雑な想いに苛ついていた。
「じゃあ、もっと、まともなこと考えなよ!
アンタね~、虹の根元なんてそう簡単にみつかるもんじゃないのよ、わかってる?!」
「そうなん?
虹に向かって走っていったらすぐにみつかるんとちゃうん?」
「あ…あのねぇ…」
(やっぱ、コイツどうしようもない…)
「じゃ、観光で良いんじゃないの?」
「え~~~…」
その後もこれといった案は出なかったため、結局、和成のつまらない提案に従う事になってしまった。
一行はとぼとぼと重い足取りでウパラの町を見て歩く…
もう何度も来た町だ。
特に見るものもない。
その中で1人ハイテンションに楽しんでいるのは、もちろんマールだった…
「あ、待って!待って!
ここで、ちょっと記念撮影せーへん?
羽歌ちゃん、なんか写す機械持っとったやろ?」
羽歌は携帯を取りだし、皆を写す。
「ハイ、チーズ!」
かくして、気の抜けた観光は終わった…
「今日は、ほんま楽しかったなぁ…!」
マール以外のみんなの顔には疲労の色が色濃く出ていた。
「じゃ、これで解散ね!」
「あ!待って!」
(……またかよ……)
再び、皆の気持ちはそうぴったりと一致した。
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