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クリスマスプレゼントは靴下に
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「あ…す、すみません。
なんだか変なものを選んでしまって……
気に入らなかったら、また別のものを……あ、いや、もしも、プレゼント自体がご迷惑だったのならそんなものは……」
「そ、そうじゃないんです。
……た、ただ、嬉しかっただけなんです。」
込み上げる熱いものを堪え続けて、私は無理して微笑んだ。
彼も、それを聞いてほっとしたように微笑んでくれた。
「……ご迷惑じゃなかったら、せひ身につけて下さいね。」
「はい、ぜひ……
あ、私もなにかプレゼントしなきゃ…!」
「何をおっしゃってるんです。
僕は、あの時、君に助けていただいた…だから……」
「助けるなんてそんな……私は何も……」
がっちりと絡み合った視線に、胸がときめく。
あぁ、なんて…なんてロマンチックな……!
「お願いです。
私にも何かプレゼントさせて下さい。
せっかくの聖夜なんですから……
何が良いですか?
どんなものがお好きなのか、私、全然わからなくて……」
私がそう言うと、彼は少し考えて……
「……じゃあ……」
ようやく口を開き、彼は私の瞳をじっとみつめる……
い、一体、何を言い出すつもり…!?
「僕に時間を下さい。」
「じ、時間…?」
「ええ…君と過ごす幸せな時間を……
……なぁんて、気障過ぎるかな?」
ええ、ええ…まるで、恋愛シュミレーションゲーム並みに気障ですとも…!
でも、それがとっても似合ってる。
こんな人が、日本にもいたなんて……!
今の私の瞳は、漫画だったらきっとハート型になってることだろう。
うきうきしたピンク色のハートだ。
なんだか変なものを選んでしまって……
気に入らなかったら、また別のものを……あ、いや、もしも、プレゼント自体がご迷惑だったのならそんなものは……」
「そ、そうじゃないんです。
……た、ただ、嬉しかっただけなんです。」
込み上げる熱いものを堪え続けて、私は無理して微笑んだ。
彼も、それを聞いてほっとしたように微笑んでくれた。
「……ご迷惑じゃなかったら、せひ身につけて下さいね。」
「はい、ぜひ……
あ、私もなにかプレゼントしなきゃ…!」
「何をおっしゃってるんです。
僕は、あの時、君に助けていただいた…だから……」
「助けるなんてそんな……私は何も……」
がっちりと絡み合った視線に、胸がときめく。
あぁ、なんて…なんてロマンチックな……!
「お願いです。
私にも何かプレゼントさせて下さい。
せっかくの聖夜なんですから……
何が良いですか?
どんなものがお好きなのか、私、全然わからなくて……」
私がそう言うと、彼は少し考えて……
「……じゃあ……」
ようやく口を開き、彼は私の瞳をじっとみつめる……
い、一体、何を言い出すつもり…!?
「僕に時間を下さい。」
「じ、時間…?」
「ええ…君と過ごす幸せな時間を……
……なぁんて、気障過ぎるかな?」
ええ、ええ…まるで、恋愛シュミレーションゲーム並みに気障ですとも…!
でも、それがとっても似合ってる。
こんな人が、日本にもいたなんて……!
今の私の瞳は、漫画だったらきっとハート型になってることだろう。
うきうきしたピンク色のハートだ。
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