77 / 406
僕の大切な黒猫
18
しおりを挟む
*
「まぁ、マイケル!
本当に戻って来たのね!」
「うん、母さん、今まで心配かけてごめん。
明日からは真面目に働くから。」
「働くって……おまえ、こっちに戻って来るのか?」
「あぁ、もちろんだよ。
父さん、本当にすまなかった。
俺、心を入れ替えてやり直すから、農業のこと、しっかり教えてくれよな!」
兄さんの言葉に、両親は驚いていたけれど、でも、すぐにとても嬉しそうな顔で微笑んだ。
その晩はひさしぶりに四人で食卓を囲んで、にぎやかにハロウィンの夜を迎えた。
父さんは、ぶつぶつと兄さんに小言を言ってはいたけれど、顔はそれとは裏腹ににこにこしてた。
これから、僕達家族は、前よりもずっと良い関係になれそうだ。
ただ、いなくなった黒猫アレクのことを父さんは酷く心配していて……
僕達は総出で、毎日、どこにもいるはずのないアレクを探しに行かされた。
結局、父さんにアレクのことを諦めさせるのには、何ヶ月もかかった……
~fin
「まぁ、マイケル!
本当に戻って来たのね!」
「うん、母さん、今まで心配かけてごめん。
明日からは真面目に働くから。」
「働くって……おまえ、こっちに戻って来るのか?」
「あぁ、もちろんだよ。
父さん、本当にすまなかった。
俺、心を入れ替えてやり直すから、農業のこと、しっかり教えてくれよな!」
兄さんの言葉に、両親は驚いていたけれど、でも、すぐにとても嬉しそうな顔で微笑んだ。
その晩はひさしぶりに四人で食卓を囲んで、にぎやかにハロウィンの夜を迎えた。
父さんは、ぶつぶつと兄さんに小言を言ってはいたけれど、顔はそれとは裏腹ににこにこしてた。
これから、僕達家族は、前よりもずっと良い関係になれそうだ。
ただ、いなくなった黒猫アレクのことを父さんは酷く心配していて……
僕達は総出で、毎日、どこにもいるはずのないアレクを探しに行かされた。
結局、父さんにアレクのことを諦めさせるのには、何ヶ月もかかった……
~fin
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる