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食事会であれだけいろいろ質問したっていうのに、伶佳さんの質問はさらに続いた。
そんなに私が目障りなのか!?



 「ねぇ、那月さん…
あなたって、昔から…その、なんていうか、地味な人が好きだったの?」

 「それは、あかねが地味だということですか?」

お…それって、ある意味、反撃…!?



 「まぁ…ストレートに言うとそうね。
あかねさんって、あなたの好みとはなにか違うような気がして…」

 「あなたは俺の好みをご存知なんですか?」

 伶佳さんも粘るけど、那月さんも頑張るね。



 「知らないわ。
でも、あなたとあかねさんは並んでも合わないもの。」

ついにはっきり言ってくれたよ…



「俺は、あかねの外見に惹かれたんじゃない。
 内面に惹かれたわけですから。
たとえ見た目がアンバランスでも、心が通じ合えていれば何の問題もないでしょう。」

 「内面…ねぇ…」

 伶佳さんが私を疎まし気にみつめる。
 私はその視線をはずして、空を泳がせた。



 「僕も、まさか君が結婚するとは思わなかった…
するとしたら、相手は……」



 何、なに?
 優紀さん、意味深なことを言ってくれたけど…



「優紀さん、どういうことなの?
するとしたら、相手は誰だっていうの?」

 伶佳さんが私の気になってることを訊いてくれた。
こういう時は、質問魔も役に立つね。
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