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その数日後には、ヒルズデールで…そして、その次の日にはアセンズで叛乱が起きたとの連絡を受けた。
叛乱の報告はその後も続き、ついには北の大国、ルーランでも叛乱が起こった。
モルド全土が、戦に巻き込まれたのだ。



「陛下、いかがいたしましょう?
城にはもう兵士が残っていません。」

「傭兵はまだ揃わぬのか?」

「はい、まだ100名にも満たないです。」

「くっ!」

兵士からの最悪な報告に、余は唇を噛み締めた。
一体、何が起きたというのだ。
今まで、モルガーナに逆らう者などいなかった。
それなのに、なぜ……



「ルーランには余が参る。
残っている兵をかき集めろ。」

「しかし、陛下…城には、負傷した兵がほんのわずか、残っているだけです。
しかも、傭兵もまだ間に合わない状況です。
そんな状況でルーランに行かれても、勝てる道理がございません。
それ以上に、もしも陛下の御身になにごとかあったら…
それこそ、この国はおしまいです。」

兵士の言うことは確かにもっともだ。
余の体に何事かがあれば、最悪の事態を招いてしまう。
だとしたら、ここで手をこまねいているしかないのか?
そんなことは出来ぬ。
余は、軍神と畏れられた王なのだ。
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