292 / 351
side カンナ
41
しおりを挟む
「シュリは、不思議とこのラドリアの開花時期を当てるのがうまいんだ。
だから、ここに来てみた。
もしかしたら、ここのラドリアも咲いてるんじゃないかと思って…」
「そうだったんですね。
本当に綺麗ですね。
見れて嬉しいです。」
「この花は、特に愛し合う恋人同士で見るのが良いって言われているんだ。
ふたりでラドリアを見たら、必ず、結ばれるって…」
「え……」
な、なんですと!?
ふたりで見たら、必ず、結ばれる!?
私とアルバートさんが結ばれる…!?
(きゃあーーーー!)
……ん?あ、そっか『愛し合う恋人同士』でなきゃいけないんだね。
私とアルバートさんは、友人だからだめなのか…
今は、男同士ってことにもなってるし…だめだめだよね。
あ!…ってことは、シュリさんも下心ありありで、アルバートさんを誘ったんだね。
まぁ、婚約者らしいから、下心も何もないのかもしれないけど、積極的だね。
「あの……アルバートさんは、どなたかと一緒にラドリアを見られたことはあるんですか?」
「あぁ…子供の頃に、シュリや妹と一緒に見たことがあったかな。
大人になってからは、ラドリアの事はすっかり忘れていた。
昨日、シュリがあんなことを言ったから思い出したくらいだよ。」
ってことは、大人になってからラドリアを見たのは、今回のみってことか。
嬉しいな、こんな縁起の良い花を一緒に見られて…
だから、ここに来てみた。
もしかしたら、ここのラドリアも咲いてるんじゃないかと思って…」
「そうだったんですね。
本当に綺麗ですね。
見れて嬉しいです。」
「この花は、特に愛し合う恋人同士で見るのが良いって言われているんだ。
ふたりでラドリアを見たら、必ず、結ばれるって…」
「え……」
な、なんですと!?
ふたりで見たら、必ず、結ばれる!?
私とアルバートさんが結ばれる…!?
(きゃあーーーー!)
……ん?あ、そっか『愛し合う恋人同士』でなきゃいけないんだね。
私とアルバートさんは、友人だからだめなのか…
今は、男同士ってことにもなってるし…だめだめだよね。
あ!…ってことは、シュリさんも下心ありありで、アルバートさんを誘ったんだね。
まぁ、婚約者らしいから、下心も何もないのかもしれないけど、積極的だね。
「あの……アルバートさんは、どなたかと一緒にラドリアを見られたことはあるんですか?」
「あぁ…子供の頃に、シュリや妹と一緒に見たことがあったかな。
大人になってからは、ラドリアの事はすっかり忘れていた。
昨日、シュリがあんなことを言ったから思い出したくらいだよ。」
ってことは、大人になってからラドリアを見たのは、今回のみってことか。
嬉しいな、こんな縁起の良い花を一緒に見られて…
0
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説
嘘つきな唇〜もう貴方のことは必要ありません〜
みおな
恋愛
伯爵令嬢のジュエルは、王太子であるシリウスから求婚され、王太子妃になるべく日々努力していた。
そんなある日、ジュエルはシリウスが一人の女性と抱き合っているのを見てしまう。
その日以来、何度も何度も彼女との逢瀬を重ねるシリウス。
そんなに彼女が好きなのなら、彼女を王太子妃にすれば良い。
ジュエルが何度そう言っても、シリウスは「彼女は友人だよ」と繰り返すばかり。
堂々と嘘をつくシリウスにジュエルは・・・
【完結】全てを滅するのは、どうかしら
楽歩
恋愛
「どんなものでも消せるとしたら、…私は、この世から何を消したいのだろう」エミリア・ヴァルデン侯爵令嬢の魔法は、強く願ったものを消し去る闇魔法。
幼い頃、両親が亡くなったエミリアは、婚約者であるクロード・コルホネン伯爵令息の家で暮らしていた。いずれ家族になるのだからと。大好きな義兄と離れるのは嫌だったが、優しい婚約者とその父親に囲まれ、幸せに過ごしていた…しかし…
クロードの継母とその連れ子であるフルールが来てから、そして、クロードには見えない、あの黒い靄が濃くなってきた頃、何もかもが悪い方向へと変わっていった。
※誤字脱字、勉強不足、名前間違い、ご都合主義などなど、どうか温かい目で(o_ _)o))
55話+番外編で、完結しました。
報われない恋の行方〜いつかあなたは私だけを見てくれますか〜
矢野りと
恋愛
『少しだけ私に時間をくれないだろうか……』
彼はいつだって誠実な婚約者だった。
嘘はつかず私に自分の気持ちを打ち明け、学園にいる間だけ想い人のこともその目に映したいと告げた。
『想いを告げることはしない。ただ見ていたいんだ。どうか、許して欲しい』
『……分かりました、ロイド様』
私は彼に恋をしていた。だから、嫌われたくなくて……それを許した。
結婚後、彼は約束通りその瞳に私だけを映してくれ嬉しかった。彼は誠実な夫となり、私は幸せな妻になれた。
なのに、ある日――彼の瞳に映るのはまた二人になっていた……。
※この作品の設定は架空のものです。
※お話の内容があわないは時はそっと閉じてくださいませ。
自己肯定感の低い令嬢が策士な騎士の溺愛に絡め取られるまで
嘉月
恋愛
平凡より少し劣る頭の出来と、ぱっとしない容姿。
誰にも望まれず、夜会ではいつも壁の花になる。
でもそんな事、気にしたこともなかった。だって、人と話すのも目立つのも好きではないのだもの。
このまま実家でのんびりと一生を生きていくのだと信じていた。
そんな拗らせ内気令嬢が策士な騎士の罠に掛かるまでの恋物語
執筆済みで完結確約です。
彼女の光と声を奪った俺が出来ること
jun
恋愛
アーリアが毒を飲んだと聞かされたのは、キャリーを抱いた翌日。
キャリーを好きだったわけではない。勝手に横にいただけだ。既に処女ではないから最後に抱いてくれと言われたから抱いただけだ。
気付けば婚約は解消されて、アーリアはいなくなり、愛妾と勝手に噂されたキャリーしか残らなかった。
*1日1話、12時投稿となります。初回だけ2話投稿します。
夫の書斎から渡されなかった恋文を見つけた話
束原ミヤコ
恋愛
フリージアはある日、夫であるエルバ公爵クライヴの書斎の机から、渡されなかった恋文を見つけた。
クライヴには想い人がいるという噂があった。
それは、隣国に嫁いだ姫サフィアである。
晩餐会で親し気に話す二人の様子を見たフリージアは、妻でいることが耐えられなくなり離縁してもらうことを決めるが――。
あなたたちのことなんて知らない
gacchi
恋愛
母親と旅をしていたニナは精霊の愛し子だということが知られ、精霊教会に捕まってしまった。母親を人質にされ、この国にとどまることを国王に強要される。仕方なく侯爵家の養女ニネットとなったが、精霊の愛し子だとは知らない義母と義妹、そして婚約者の第三王子カミーユには愛人の子だと思われて嫌われていた。だが、ニネットに虐げられたと嘘をついた義妹のおかげで婚約は解消される。それでも精霊の愛し子を利用したい国王はニネットに新しい婚約者候補を用意した。そこで出会ったのは、ニネットの本当の姿が見える公爵令息ルシアンだった。
王妃の鑑
ごろごろみかん。
恋愛
王妃ネアモネは婚姻した夜に夫からお前のことは愛していないと告げられ、失意のうちに命を失った。そして気づけば時間は巻きもどる。
これはネアモネが幸せをつかもうと必死に生きる話
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる