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side カンナ
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「アルバート様…それでは異界から来た者は、今どこに!?」
オスカーさんが、興奮した様子で質問した。
「そんなこと、私にわかるはずがない。
一体いつ、誰が、どんな目的で、さらには誰に呼ばれて来たのか…
私には、そのどれひとつとして、わからない!」
アルバートさんは拳を握り締めていた。
こんなに、感情的になっているアルバートさんは、今まで見たことがない。
そうだよね。
それが、もしも、自国に害を与えるような者だったらどうしようって心配してるんだよね?きっと…
それはない。
だけど、そのことを伝えることは出来ない。
伝えようと思ったら、今回のことをすべて話さなきゃならなくなるもの。
「……とにかく、どんなことでも良い。
わかることを調べてくれ。」
そう言って、アルバートさんは部屋の片隅にあった椅子に腰を降ろした。
「アルバート様、上でお休みになられますか?」
「いや…ここにいる。
君こそ、カンナを連れて戻ってくれ。
調査はまだ当分かかると思う。
カンナは慣れない馬に乗り、疲れているだろうから、早めに休ませた方が良い。」
アルバートさん…こんな私のことを気遣ってくれるなんて…
私は、罪悪感のようなものに押し潰されそうな気分だった。
オスカーさんが、興奮した様子で質問した。
「そんなこと、私にわかるはずがない。
一体いつ、誰が、どんな目的で、さらには誰に呼ばれて来たのか…
私には、そのどれひとつとして、わからない!」
アルバートさんは拳を握り締めていた。
こんなに、感情的になっているアルバートさんは、今まで見たことがない。
そうだよね。
それが、もしも、自国に害を与えるような者だったらどうしようって心配してるんだよね?きっと…
それはない。
だけど、そのことを伝えることは出来ない。
伝えようと思ったら、今回のことをすべて話さなきゃならなくなるもの。
「……とにかく、どんなことでも良い。
わかることを調べてくれ。」
そう言って、アルバートさんは部屋の片隅にあった椅子に腰を降ろした。
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「いや…ここにいる。
君こそ、カンナを連れて戻ってくれ。
調査はまだ当分かかると思う。
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