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side カンナ
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その日も結局、アルバートさんとふたりで町をぶらぶらしてて…
確かに、まだ緊張はするんだけど、けっこう打ち解けて来たところもある。
ただ、なんといってもアルバートさんは王子様なんだから、そう馴れ馴れしくすることは出来ない。
成り行きでこんなことにはなってしまったけれど、本来ならば知り合うことさえないはずの人だもの。
今日は、ちょっと庶民的なお店にも行ってみた。
大衆食堂って感じかな?
客層がいつものお店とは明らかに違う。
当然、雰囲気も違う。
お店の中はかなり騒がしくて…その声に耳を傾けてみると、話題はみんな昨日のご結婚のことだった。
特に、王妃様が美しいと評判で…しかも、以前の王妃様はお体が悪くて、ご公務も出来なかったことや、お世継ぎが出来なかったことから、新たな王妃様への期待のようなものも大きかった。
「……王妃はとても評判が良いようだな。」
「そうですね。」
「エドワード王は今回も、正しい選択をしたということだな。」
「正しい選択…ですか?」
「そうだ。前王妃を廃妃としたことにも、意外にも民はあまり反感を感じていないようだ。
それどころか、新しい王妃にみな好感を持っている。
さすがはエドワード王だな。」
そっか…
アルバートさんは王子様だから、やっぱり国民の反応にも敏感なんだね。
どうして、今日は違うお店に行くのかと思ったけど、国民の声を聞くためだったんだね。
確かに、まだ緊張はするんだけど、けっこう打ち解けて来たところもある。
ただ、なんといってもアルバートさんは王子様なんだから、そう馴れ馴れしくすることは出来ない。
成り行きでこんなことにはなってしまったけれど、本来ならば知り合うことさえないはずの人だもの。
今日は、ちょっと庶民的なお店にも行ってみた。
大衆食堂って感じかな?
客層がいつものお店とは明らかに違う。
当然、雰囲気も違う。
お店の中はかなり騒がしくて…その声に耳を傾けてみると、話題はみんな昨日のご結婚のことだった。
特に、王妃様が美しいと評判で…しかも、以前の王妃様はお体が悪くて、ご公務も出来なかったことや、お世継ぎが出来なかったことから、新たな王妃様への期待のようなものも大きかった。
「……王妃はとても評判が良いようだな。」
「そうですね。」
「エドワード王は今回も、正しい選択をしたということだな。」
「正しい選択…ですか?」
「そうだ。前王妃を廃妃としたことにも、意外にも民はあまり反感を感じていないようだ。
それどころか、新しい王妃にみな好感を持っている。
さすがはエドワード王だな。」
そっか…
アルバートさんは王子様だから、やっぱり国民の反応にも敏感なんだね。
どうして、今日は違うお店に行くのかと思ったけど、国民の声を聞くためだったんだね。
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