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side カンナ
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「気の重い話を聞かせてしまったな。
……すまなかった。」
「いえ……教えていただいてありがとうございます。」
「本当なら話したくはなかった。
だが……それは、君を一人前の男として認めないということにもなる。
それは失礼な話だ。」
「え……」
複雑な心境だった。
そもそも、男装してるのは、ありもしない私の嘘から成り行きでそうなっただけで…
だけど、アルバートさんがこんなことを話してくれたのは、私を男だと信じてくれてるからだし。
「カンナ…どうかしたのか?」
「え?い、いえ、なんでもありません。
僕を認めて下さって、ありがとうございます。」
「カンナ…君と知り合えたのも何かの縁……私のことは、第二の兄だと思ってくれ。
この先も、君の力になりたいと思っている。」
「え?あ、ありがとうございます!」
そんな優しいことを言われたら、なんだか騙してるみたいで罪悪感を感じてしまう。
って、『みたい』じゃなくて、騙してるんだけど…
アルバートさん、ごめんなさい。
私は心の中で、深く頭を下げた。
……すまなかった。」
「いえ……教えていただいてありがとうございます。」
「本当なら話したくはなかった。
だが……それは、君を一人前の男として認めないということにもなる。
それは失礼な話だ。」
「え……」
複雑な心境だった。
そもそも、男装してるのは、ありもしない私の嘘から成り行きでそうなっただけで…
だけど、アルバートさんがこんなことを話してくれたのは、私を男だと信じてくれてるからだし。
「カンナ…どうかしたのか?」
「え?い、いえ、なんでもありません。
僕を認めて下さって、ありがとうございます。」
「カンナ…君と知り合えたのも何かの縁……私のことは、第二の兄だと思ってくれ。
この先も、君の力になりたいと思っている。」
「え?あ、ありがとうございます!」
そんな優しいことを言われたら、なんだか騙してるみたいで罪悪感を感じてしまう。
って、『みたい』じゃなくて、騙してるんだけど…
アルバートさん、ごめんなさい。
私は心の中で、深く頭を下げた。
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